株式会社10バトンで何を得たのか

僕は2016年の12月から2020年の5月までの約3年半の間、株式会社10バトンという会社で働いていました。

そんな10バトンで自分は何を得たのか・・・振り返りを含めて記事にしてみようと思いました。

まずは10バトンに入る前の自分は?

今考えるとなんと情けないことかと思うのですが、大学4年間を遊びに使い切った上適当に就職して飛び込み営業に限界を感じて辞めたなんともダメ人間の典型的な人物でした。(お父さんお母さん本当にごめんなさい)

もちろんパソコンなんてネットサーフィンするくらいだし、スキルと言っても飛び込み営業で培った、人の家のピンポンを躊躇なく押せる程度のものでした。

10バトンに入って

そんななんとも救いようのない男にチャンスをくれたのは言うまでもなく10バトンでした。

SESと言う関わらないと知ることもないような業界にすがるような思いで飛び込んでいきました。

最初の派遣先の話

入社後、早速某大手IT企業に派遣されました。

任される仕事は今思えばめちゃくちゃ簡単で退屈なお仕事でしたが、完全未経験の自分にとってはもちろん慣れるまで時間を要しましたがパソコンを使って仕事をするのはなんかワクワクしたし楽しかったのを覚えています。

割と人の入れ替わりが多い派遣先でしたが、自分は結構長く置いておいてもらえました。

おそらくリーダーや他のメンバーと結構仲良くやっていたり、ある程度経験していて色々聞かれるようにもなっていたからだと思います。

周りの人と仲良くなるのは多分自分が一番うまかったと思う(タバコ吸ってたから喫煙所で色々話したりしてたのが大きいのかも)

もちろん作業は単純なものが多く暇な時間もありました。

そんな時仲良くしてたメンバーが暇な時間に簡単な便利ツールを作っていたのを見て自分もやってみようと思い暇な時間に勝手に色々調べながら作ったりしました。

最初の派遣先ではめちゃくちゃすごい技術を得たわけではなかったけど、人に気に入られることのアドバンテージの大きさや、オフィス系ソフトの超絶基礎知識を学べたことと、暇な時間を有効活用する(派遣先によってはできないところもあるけど・・・)と言う考え方が得られたなと思います。

2つ目の派遣先の話

最初の派遣先はプロジェクトが完遂したので終了となり、2つ目の派遣先に行くことになりました。

本来なら新しい案件探して面談してって言う流れなのですが、最初の派遣先でいろんな人と仲良くしてたと言うのとありがたいことに良い評価をしてもらえていたらしいので、他の案件にスライドするような感じで次の派遣先にいきました。

最初の現場よりちょっとステップアップした感じで、某通信事業会社で、基地局の設計とかをやるようになりました。

ここでもタバコパワーでリーダーの方と大変仲良くさせてもらえました。

そのおかげかちょろっとVBAとか興味あるんですよねーと言ったら本当にやらされることになりました。未経験なのに。

もちろん知らないことだらけだし不安は大きかったけど、未経験の人にチャレンジする機会を与えてもらうことのありがたさとワクワクも大きかったです。

周りの方と仲良くできていたって言うのも大きいけどわからないなりに色々と頑張って仕事したり他の人のヘルプをしたりといった部分を評価してもらえていたことも挑戦させてもらえるきっかけではあった気がします。

まぁもちろん最初は四苦八苦も四苦八苦でエラーの連続で発狂しそうになりました。

でもちょっと小休憩して頭整理して閃いて試してうまくいった時の脳内麻薬にやられてどんどんハマっていきました。

たくさん作るに連れて知識も増えるし早く作れるようになるしユーザーの気持ちも考えられるようになって、「あ、これ天職だわ」って思うほどでした。

そんな感じでこんなの作って欲しいを楽しく作って素晴らしい時間を過ごしてきた訳ですが、そこで転機が訪れます。

本社メンバーの募集

ここまでどれだけの方が読んでくれているのかわかりませんが、ふつふつと疑問が出てくると思います。

あれ?10バトンは??

そうです。入社以降10バトンの話は一切ありませんでした。

それは僕が10バトンとの関係をあまり持って来なかった、SESの典型的な所属会社との関係値がとても薄い社員だったからです。

そして忘れもしない2019年3月の社員総会。

入社してから2年も経つのにその総会が初めての参加でした。

そこで本社メンバーを募集するという話がありました。

派遣先での仕事にもちろん不満はありませんでしたが、迷わず手をあげました。

本社で働く

ありがたいことに手をあげたことで本社で働かせてもらうことになりました。

2年間ろくに本社に顔も出さないようなやつがいきなり本社のメンバーになっておそらく困惑した方は多かったでしょう笑

本社では一応営業という肩書きではあったけれども仕事の内容はそれはそれは多岐に渡りました。

採用や研修などにも携わり、様々な経験を得ました。

営業として10バトンの社員とたくさん関わったり、対法人という挑戦もあったり、面接官になったり、研修で教育者になったり、新しいこと挑戦の連続。

何より一番貴重な経験は、会社のことを考えるということでした。

これまでずっと、手足、なんなら指先に近い位置にいた自分が会社の脳に近い位置に急に遡っていった訳です。

ただの作業者だったら経験できなかったことだし、会社をよくするために、成長させるために、常に思考すること、考え続けなければいけないこと、それが必要であり、それを経験できたことは自分の中でとても大きかったし、考え方や視野が広がった感覚がありました。

話をまとめたい

書いてるうちに自分でもまとまりがなくなってきてしまったので、何が言いたいかまとめたいと思います。

結局のところ何を得られたのか

様々な経験や知識や技術はもちろんですが、何より根底にあるのは、

やりたいと思ったことが挑戦できたこと、そしてそれが正しいと知ることができたこと。

これが今の自分を形成していることに間違いはありません。

当たり前中の当たり前ですが、意外とその一歩を踏み出せない、踏み出さない人は多いと思います。

もちろん環境や状況でできないタイミングはあると思います。

自分はこれまでの経験上できていなかったのですが、やりたいことがあるならそこから逆算して、自分がやるべきこと、挑戦すべきことを考えられるのが最強だと思います。

最初の1歩を踏み出すのは簡単に思えてめちゃくちゃ難しいし大変です。

そしてその1歩や挑戦が必ずうまいこといくとは限りません。

でも挑戦しないと上にも下にも行かないというのはわかります。

これから自分はどうしたいのか。何をして行きたいのか。

自分で考えて、挑戦して、失敗なり成功なりして

これからもそうやって生きていきたいと思います。

ピンポン押すことしかできなかった自分がこれだけ成長できたから。

最後に

とりあえず書きたいことを殴り書きしてしまったので、読者にとても意地悪な記事になってしまいました・・・

最後に書いておきたいのは、10バトンのみんなへの感謝です。

もしかしたら目に触れるかもしれないのでここに書きます。

正直退職することを決めて、誰1人文句も言わず優しい言葉で送り出してくれるどころかお別れムービーまで作ってもらえて、なんて嬉しいんだ・・・

感謝の気持ちも大きいですが、同じくらい申し訳ない気持ちもあります。

ちょうど自分が退職したタイミングが10バトン大変革の時だと思います。

10バトンはいい会社です。

今はめちゃくちゃ大変かと思いますが、残った本社メンバーならきっともっといい会社になると本当に思ってます。

これからも陰ながら10バトンを見守り続けます。




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