Gロッソ キラメイジャー素顔の戦士 レビュー


この前、Gロッソのキラメイジャー素顔の戦士特別公演に行ってきました✨

感想を記してその素晴らしさを世に知らしめることが、行ってきた人の使命だと勝手ながら感じているので、ここに簡単にまとめさせていただきます。公演は既に終わってしまいましたが、Gロッソの戦隊ショーへの興味やキラメイジャーのファイナルライブツアーの興味につながったら嬉しいです。

ちなみに、私はルパパトの素顔の戦士公演以来、二回目のGロッソでした。ですので、まだまだGロッソのことを詳しく知りません。それも踏まえて、初々しい感想としてご覧いただけたら幸いです。


到着~開演まで

まず、ホールに入る前。パンフレットやペンライトを購入しました。ペンライトについては後述します。ショップにはおもちゃをはじめ沢山の特撮ヒーローグッズがあります。ここを見て回ることでテンションが上がります。本物を見る前の心の準備をする感じでしょうか。

ショップを出てトイレのほうへ向かうと、歴代の戦隊ショーのポスターがズラリ!ここは必見です。戦隊ショーの歴史を感じます。自分の思い出の戦隊を見つけて懐かしさが込み上げてくるなんてこともあるでしょう。公演数やチケット代などに注目するのも発見があって面白いですね。ここでさらにテンションが上がっていきます。

チケットを握りしめて、開場の列に並びます。時間になり列が動き出すと、会場に入れる喜びとワクワクが止まりません。初めて行ったルパパトの公演が素晴らしくて、今回への期待と興奮がとても高かったです。会場に入るだけでこんなにワクワクすることもあまりないです。皆さんもこうなること間違いなし。私はきっと何回行っても毎回ワクワクすると思います。

検温、消毒、セルフもぎりと感染対策もバッチリ。「僕と握手」がないのは残念でしたが、スタッフさんたちの明るい笑顔がとても好印象でした。気持ちよく会場に入ります。

1席空けての着席。しかしながら、1グループであれば5人まで席を詰めて座れる、という決まりだったと思います。これはいい制度ですね。子供たちは親御さんのすぐ隣に座れます。実際そうにしている方々が多かったと感じます。開演まで45分ありますが、トイレに行ったり、一緒に来た友達と話したり、流れているキャラソンに聞き入ったり、感染対策のアンケートに答えたりしているとあっという間に時間が経ちました。会場は満席。子供たちから大人のファンまで、男性も女性も、幅広い客層だったと感じます。キラメイジャーの人気が伺えます。

諸注意の中に、主題歌を歌う大西洋平さんによるVTRがありました。相変わらず良い声。毎回オープニングのことを「はじまりのうた」と言うところが個人的に結構好きです笑。サビの一部も披露してくださり、得をした気分です。そして、いよいよ開演!


開演~ショー前半


ここからはネタバレ注意!とはいえ、記憶力がいい方ではなくストーリーを完璧に覚えているわけではないうえに、公演も終了しているので気楽にご覧ください。あらすじを交えつつ、印象に残ったおすすめ場面を紹介していきます!


ショーケース邪面がベチャットを引き連れて登場。なんかベチャットが生で動いてるだけでちょっと感動。本物だ!みたいな。スーツアクターさんの生々しい不気味な演技がひかりますね。

そしてついに、本物登場!キラメイジャーの5人が並び立ちます。観声は出せないけど、ちょっと「おおっ!」というささやきが聞こえます。私も多分、いや確実に言ってました笑。会場に溢れる大きな拍手👏これぞこの公演の真骨頂。

本物はやっぱりカッコいい…!皆さんスタイルがよくて、テレビ以上のかっこよさです。充瑠は柔らかく優しい表情が印象的で、観客への呼びかけも暖かいものでした。為朝は細かい仕草に「らしさ」が出ていてテレビよりもカッコよさが増していました。瀬奈は笑顔が本当にキラキラしていたのが強烈に印象に残っていますね。仕草もとても可愛かったです。時雨は誇張気味な演技が面白く、こちらも「らしさ」が全開で良かったですね。小夜はテレビで見ていても感じることですが、スタイルの良さをより感じました。あの大人っぽい雰囲気もテレビ以上に体感できて良かったです。

キャストたちの本格的なアクションもたっぷり堪能できました。落っこちやワイヤーを使った迫力満点のアクションは、童心に帰ったように素直に興奮して見入ってしまいました。

続けて宝路の登場!カッコいい!背が大きくて、テレビよりも落ち着きや安心感を強く感じましたね。こちらもアクションが迫力満点でした。

素早い変身シーンにはGロッソ演出の技がひかります。壁とすれ違った一瞬や、フラッシュがたかれた一瞬でキャストから変身した姿に代わるので、本当に変身したかのようなスピード感です。言うまでもなく変身した姿もカッコいい!キラメイジャーのスーツは本当にキラキラして見えて、気分が明るくなりますね。

一通りアクションが終わると、素面の6人が合流。そこへマブシーナも登場。やはりライブだと細かい仕草が全員丁寧だと感じます。カッコ良さが滲み出る為朝。ウザめなファンサービスが止まらない時雨。全身で楽しさを表現している瀬奈。マブシーナに対する優しさを見せる宝路。などなど。それぞれのキャラがしっかり表されていて、誰からも目が離せない状況に陥っちゃいます。

7人で楽しく話していると、マブシーナがショーケースに捕まり、その後立て続けに6人もショーケースに捕まってしまいます。6人が入ったショーケースは、1番前の人からめちゃくちゃ距離が近かったと思います。Gロッソはステージとの近さも大きな魅力ですね。ちなみに私は、真ん中のブロックの前から3番目でしたが、十分近くに感じられます。

このシーン以降、ペンライトの演出の素晴らしさがひかります。電源をつけたままにしていると、途中ヨドン軍の仕業によってペンライトの明かりが消える演出があります。会場のみんなからキラメンタルを奪った、ということですね。キラメイジャーはピンチに陥ってしまいます。普段ならここで会場のみんなが、マブシーナに促されて大きな声を出して応援するわけですが、今回はそれができません。代わりに、マブシーナの奮起とともにペンライトの明かりが徐々に戻り始めます。そして、明かりが戻るとともにキラメイジャーも復活!ショーケースから脱出します!このペンライトを使った演出は見栄えが最高で、まさにキラメイジャーらしく「キラキラ」を用いた演出で素晴らしかったです!歓声が挙げられるようになっても取り入れ続けて欲しい演出です。

再生怪人たちも登場して、激しいバトルが始まります。5人はゴーキラメイジャーに変身!タイムカウンターが表示される演出も臨場感がありました。イエローvsシャドンのスタイリッシュなガンマン対決、ブルーvsマンリキ邪面の因縁の対決、グリーンvsヒャクニンイッシュ邪面、ピンクvsデジカメ邪面(だったと思う。間違っていたらすみません)。入れ替わり立ち代わりのスピーディな殺陣に引き込まれました。

中でも印象的だったのはシルバーvsガルザですね。再生怪人とはいえ、おじのガルザを倒さなければならない宝路の葛藤がうかがえます。宝路の素面のアクションもありました。ドリルでトドメをさす瞬間は、渾身のシーンだったと思います。

レッドvsショーケース邪面から全員が合流して、必殺技を放ちます!やっぱり必殺技は興奮しますね。

アクションは、ワイヤーによって客席の上まで飛んでくる演出や、通路を使った演出などは今回はありませんでしたが、トランポリンを使った宙返りを始め、従来のアクションに磨きがかかっていたように感じます。組体操名乗りも見事に成功していて、アクターさんたちの技術の高さが伺えます。


ショー後半・ライブコーナー~終演


戦いが終わった後は、ライブコーナー。1人ずつキャラソンに合わせたダンスを披露していきます。このコーナーもめっちゃ楽しかったです。充瑠の「ひらめキーング!かがやキーング!」は元気が出る明るいダンス!「弾丸Shooting Ster」は、為朝のソロダンスが本当にキレキレでスタイリッシュでカッコよかったですね。瀬奈の「Winding Road」は、キラキラの笑顔と可愛らしいダンスがアイドルのようで、見入ってしまいました。時雨の「Perfect Blue」は、ダンスではなく時代劇風の殺陣。アクロバティックで派手な殺陣は、技術がひかっていてめちゃくちゃカッコよかったですね。最後の「変だよね」の前にアドリブの寸劇があり、時雨なのか水石亜飛夢なのかわからないような、自由すぎるくだりが面白かったです笑。続いて小夜の「キセキをユメみる?」は大人っぽい雰囲気全開で、とってもおしゃれ!次に宝路の「ワンダー守護神」。巷ではそのダンスが体操っぽいなんて呼ばれていますが、それも宝路らしくて面白かったです。

最後に、全員でエンディングダンスの「キラフル ミラクル キラメイジャー」。途中、キャストたちが後ろのダンサーの方を向いたり、アレンジして踊ったりしていて、自由な雰囲気が新鮮で面白かったです。「ジェッタ ギュイーンとFLY」のところで飛行機の真似をしてはしゃぐ充瑠と瀬奈が印象に残っています。可愛かった!こういう遊び心あふれるパフォーマンスが見られるのもGロッソならではですね。

こうして公演は終了。一旦幕が降ります。
続けて、お姉さんが登場。前のルパパトの時は会場後方から歩いて登場してきましたが、今回は舞台下手側からマスクを付けての登場。高めのテンションでもう一度キャスト6人に登場を促します。このお姉さんもショーには欠かせない存在ですね。

幕があがり、再びキャスト登場。1人ずつ公演後の挨拶をします。ショーへの想いや観客への感謝等を聞いて、キャストの皆さんの人柄の良さが本当に素晴らしいなと改めて感じました。キラメイジャーは大変なことも多かった作品ですが、キャストの皆さんの頑張りと誠実さがあったからこそ成功できたと感じますね。

最後に「スリー、ツー、ワンダー!」の掛け声を、声を出さずにみんなで合わせて終了。幕が降ります。50分ほどの公演時間でしたが、とても満足して幸せな気持ちになりました。

席のブロックごとに分散して退場。もう数分後には次の回の入場が始まります。その間に消毒や清掃があるわけですから、スタッフさんたちの仕事の早さには脱帽しますね。


さいごに


というわけで、今回のレビューはここまでです。キラメイジャー素顔の戦士特別公演。本当に素晴らしいショーでした。本物のキャストの演技が見られて大人3000円は安すぎますね。戦隊に少しでも興味のある方はぜひ来場してほしいです。きっと、想像を超えるワクワクが待っていることでしょう。

私も、通常公演はまだ行ったことがないのでぜひ行ってみたいです。おそらくまた違った良さが見えてくるんだろうなと思っています。

仮面ライダー放送当時の1971年から続いてきた、後楽園ゆうえんちでのヒーローショーの歴史。これからも末永く続いてほしいと願っています。

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