血統基本情報(サワリ)
Strawberry Road(リバティアイランドなど)
この血の大きな特徴は、間隔が空いた時のレースパフォーマンスが、かなり下がります。
リバティアイランドは強いので、あまり目立たないですが、間隔が空いたレースのパフォーマンスと二戦目以降のパフォーマンスが他の馬と比べて、
非常に乖離があります。
ドゥラメンテ(タイトルホルダー、スターズオンアースなど)
この血の大きな特徴は、2つあります。
1つは何と言っても母系の血をブーストすることにあります。よって母系の血統をより注視する必要があります。
もう1つは、テン乗りに非常に弱い傾向があります。これは、馬の気分を害さないでかつある程度前に行き、折り合いをつけられると強いと言う産駒の特徴に影響するものと言えます。
ちなみにこの騎乗に最も適しているのがルメール騎手です。
トニービン
この血の最大の特徴は、馬の回復力の大幅な上昇にあります。
コース、距離など様々なことを言われますが、私の長年の分析によると、
レース後の回復力がかなり高く、反動がほとんど見られないと言う特徴があります。
もう1つの特徴としては、ぶっちぎりで勝つような名馬がいるレースにおいて、馬券圏内(2、3着)確保すると言うのがあります。
これについては、何力かはわかりませんが、ディープインパクトやイクイノックスのように圧倒的強い馬がいる時に馬券圏内取りのひるまない力と言うか、底力が非常にある血の特徴があります。
サクラハゴロモ(サクラバクシンオーの母)
この血は、実は私が近年の血統において最高の名牝と思っている馬で、一見サクラバクシンオーの母なので、スピードをイメージしますが、豊富なスタミナを受け継ぐ血です。
サクラバクシンオーは自身も含めて、代表産駒もスプリント戦(マイル戦までも含む)を得意といているではないかと言われることが多いです。
サクラバクシンオー自身はもちろん名スプリンターではありますが、ただスピードで圧倒するだけの馬ではなく、母のスタミナをたっぷり受け継いでいる為、その類まれなスピードを最後まで出し切る、がんばりきるスタミナを兼ね備えています。
例えばキタサンブラックの菊花賞の際に、「母父サクラバクシンオーだから、3000mは厳しいよね」と何人にも聞かれましたが、サクラハゴロモのスタミナ豊富な血が入っているし、今までは瞬発力が活きるレースをしてきて勝っている点(スタミナ豊富な馬が不得意なレース)、晩成馬と言う3点から本命にし、距離克服について説明したことを覚えています。
サクラバクシンオーが父として一時期かなりブームになり、サクラハゴロモの血が入った産駒もかなり多くなりましたが、条件戦から特に注目をして、おいしい配当をごちそうさましなければならない血です。
Galileo → Sadler’s Wells
特に海外競馬で注意しなければならない血で、何と言ってもこの血の特徴は、欧州血統最大の特徴の瞬間的瞬発力にあります。
瞬発力と瞬間的瞬発力の違いは、トップスピードまでにかかる時間にあります。
この血の特徴は、トップスピードまで持っていく時間がかなり短く、その特性からスタート後、ゆったり流れる競馬場には非常に強い傾向があります。逆にスタート後からペースが流れる競馬場は苦手です。
凱旋門賞を見るとゆったり流れ、かつ動き出すとめちゃめちゃ早いのがわかりやすいので、参考に見られてる良いかと思います。
Giant’s Causeway
この血の最大の特徴は、平坦コースが滅法得意な特徴を受け継ぐ点にあります。
日本では産駒が少なく、かつ血もあまり広がっていないので、わかりにくいですが、海外の産駒などを見ると、フラットなコースに滅法強い影響を受け継いでいる馬が多く見受けられます。
特に海外競馬を予想される際には、その競馬場のコース特性を見て、平坦コースであればこの血の影響は見逃せないと言えます。
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