ワタナベアニさんのロバート・ツルッパゲとの対話の話
ワタナベアニさん著作のロバート・ツルッパゲとの対話を読みました。
まず目を引くのはこのインパクトのある表紙ね。
それだけでもなんなんだこの本は!と興味を持ったんですが、帯コメントに書いてある
「君たちに足りないのは哲学だよ。知らんけど。」に後退り…そう何を隠そう僕は哲学が超苦手。頭に入ってこないカタカナ語の人たちが人生とはみたいな答えがないことを永遠と語る学問だと思ってるから、どうも敬遠しがちで…
主観かつ固定観念で話してるように思われるかもですが、これでも大学の時に授業取ってたんですよ。1年間だけど。
その時に正直全く頭に入ってこないし、テストに苦労したなぁと苦い記憶がありまして。
要するに苦手意識があるんです哲学って。
ちょっと話は前後しますが、なんでワタナベアニさんを知ったかと言いますと、前回読んだ幡野さんを知ったきっかけと同じように確か田中泰延さんのTwitterきっかけだと思います。まぁ正確なところは覚えてないんですけど。
とりあえず、インパクトのある表紙だから取り敢えず手に取ってみて少し読んでみてそれで読めなかったらそれはしょうがない。何事もやってみることが大切なんだと謎のポジティブさを発揮してワタナベアニさんのこの本を購入しました。
結論から言うとこの本を買って読んで良かったです。僕の哲学に対する苦手意識をぶっこわしてくれました。いやそれはちょっと言い過ぎか。
なんだろうな。哲学って生きるための知恵というかお手伝いをしてくれるもっと身近なものなんだと思います。自分は31歳なんですけど、この歳になってくると本でも映画でもなんでもそうなんですけど、自分が見聞きして作り上げてきたちっぽけな価値観に執着して、新しいものだったり、見てもないものに対してケチつけたり、手を出さなくなって、つまらなく人間になってしまうと思うなぁと最近感じる事が多くて。
ワタナベアニさんのロバート・ツルッパゲとの対話はそんな固定観念を壊して正してくれるものだと。
僕が好きなバンドのMr.Childrenの擬態って曲に
"目じゃないとこ
耳じゃないどこかを使って見聞きをしなければ
見落としてしまう
何かに擬態したものばかり"
って歌詞が出てくるんだけど、学生だった当時の僕はイマイチこの歌詞の意味を理解できずにいたんです。社会人経験をそれなりにして、ワタナベアニさんのこの本を読んで、色んな情報だったり周りに惑わされがちだから、哲学って必要なのかなと思いました。そして、擬態のこの歌詞が今なら身に染みてわかる気がします。
多分だけどロバート・ツルッパゲとの対話をまた何年後かに読んだらまた違う印象を持つんだろうな。だから、ブックオフにゴーはやめて本棚に大切にしまっておきます。
全然まとまりのない文章だけど、この本は良い本であるし単純に面白いですよ!ってことを言いたいです。
ロバート・ツルッパゲとの対話 https://www.amazon.co.jp/dp/4908586071/ref=cm_sw_r_cp_api_i_A15wEbY9473MF
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