狂い咲き(2022/06/18)

夜行バスがウイルス対策とかで冷房が自動制御だった。凍えて眠れないまま東京駅日本橋口に着く。

結局立ち消えになったけど、24(金)に東京に行く用事があって、
じゃあせっかくだし前後の日に行きたかったライブ入れちゃお！！！って、その日はなんだか浮かれていて、日付を1週間勘違いしてチケットとってしまったんです。

それが返金不可の電子チケットだったので、交通費……金欠……だけど行くしかねえか……ってやや消極的な気持ちで来たんです。

せっかくだし、と東京で行きたい喫茶店をリストアップして営業時間と場所を調べて……
他にやり残したことはないかなって考えて……

マルチタスクや優先順位づけが苦手なのでパニックだった。

まずは大森の純喫茶でモーニング

外観や内装もすごく素敵だった。とても静かだったから写真は遠慮しちゃった。(またきっと来るからと思ってあえて撮らなかったってのもある)

全然知らずに行ったけど映画やドラマのロケ地で有名みたいです。

次に行こうとした上野の純喫茶は混んでて入れなかったのが残念。

別の喫茶店で親友と会って少し話して別れて1人でライブハウスに向かった。

なんかポジティブな感想ばかりじゃないから詳細伏せるけど

公演じたいは本当に良かった。

ユニットの脚本すごく好みだったし、ソロも最高だったので来てよかった、と心から思った。少し低めのシルキーな声が心地よすぎる。月世界の似合う女の子。だいすき。

ただ夜行バスでほぼ寝てないから2時間スタンディングは脚が砕けそうだった。ずっと上手の柵にもたれてたけど、スピーカーの真正面だったからバンド曲で爆音が直撃して明日以降の聴力が心配になった(幸い大丈夫でした)。

災禍なご時世なのもあるけど、ライブハウスじたいあまり自分に縁がなくて、実に3,4年振り？に来たものだからこう 不慣れで
スピーカーの正面って思った以上に三半規管やられることを知った。こういう時のためにライブ用耳栓があるんやね。

それで、ゲストのバンドのオタクらしき女の子たちが結構来てたんだけど、

バンギャ(高速ヘドバンで髪振り乱す)を生で初めてみたからびびった。リズム揃いすぎてて最早怖いよ……！
私はリズム音痴で手拍子さえずれるので、
自分には無いものを持ってる人たち凄いな～音ゲーDDRとか得意なのかな～ってぼんやり見てた。

ボーカルの人はMVよりかっこよかったし、ベースの人の韓国アイドルみたいなメイクも似合ってた(※韓国アイドル全く知らないです)。
名前すら知らないのに「イケメンじゃん……」ってなった。

光に照らされて楽器をかき鳴らし音を紡ぐ真剣な表情がそうさせるのだろう。
ステージ上でバンドマンが3割増しで格好よく見えるってのはああこういうことかと。ステージのライトには魔力があるんだね。

短いMCで喋り出したときゆるい関西弁だったので意外性と親近感をおぼえた。危ない危ない。「ときめき」と勘違いするところだったよ。
こういうのハマっちゃいけないんだよ私は際限なく沼に沈んで日常に支障をきたすからさ。

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終演後少し休んでから、せっかくだしグッズ買うかと物販行ったら、どこから人が溢れ出してきたんだというくらい並んでた。

初めてだし記念にってチェキ撮ったけど、ガチガチでなんも喋れなくて、彼女に「……緊張してる？」って不敵な笑みを向けられた。とても素敵、かわいい、コケティッシュと品性が両立した稀有な存在だと思った。

(配信ではずっと見てたけど)初めて来ました、新曲よかったです……とだけ言った。それさえ声小さすぎて聞き返される始末だった。ユニットの相方さんに「じゃあこれからいっぱい来れるね！」みたいなことを言われたと思う。

周りのオタクみんなすごく喋れてたし伝えたいこと伝えられてる、ように見えたから落ち込んだ。

バンドのほうはメンバー全員がいわゆる物販降臨？しててオタクと喋り放題動画撮り放題みたいになっててヤバかった。こんなん距離感勘違いしちゃう子出るでしょ。

寝てないし謎の不正出血あるし私の体調が終わってただけなんですが、公演じたいは最高だったんですが……めちゃくちゃに疲れた。

「推しとオタクの関係性」は私の中の永遠のテーマで、ずっと年単位でひとりで考え続けてるんだけど、どうしたって結論は出ないんだよな。

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秋葉原で昔勝った薄い本を売った。意外と高値がついたし、荷物が軽くなってよかった。
(関西の店舗でも売れるけど、高値がつくと判断してわざわざリュックに25冊詰めてきたのだ……)
(こっちのほうが人口も多いし 欲しい人のもとに届いたらいいな)

セーラーウラヌスのコスプレした店員さんがいらっしゃって美しかった。私の永遠の憧れはセーラーネプチューンなんです……

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そしてまた唯一の親友と会った。350km以上離れた場所に住んでると、なかなか会う機会ないからね。

たぶん一方的に話を聞いてた気がする。
彼女の近況が笑っちゃうくらい地獄だった。ラッキーとアンラッキーが交互に来るなんて通説、あれは嘘だなって思う。不幸は続くよ。デフレスパイラル。

彼女とは中1で出会ったからもう12年とかの付き合いだ。

思い込みが激しい、ときどき衝動的、コミュ障、落ち込みがち、1つのことに熱中すると他に何もできなくなる、などの生きづらさが似てる私たちがネガティブな共依存関係に陥らず淡々と「いちばんの親友」でいられるのは、思考の根底の部分が全然違ってるからだと思う。

たぶんお互い全然相手の話を聞いてないときもあって、遠慮なく物言うときもあって、でもどっちも思いやりの心は持ってるから成り立ってんだな。

わたしたちの間には「建前」「共感するフリ」が存在しない。
「正直あなたの行動は理解できないけどわたしはあなたの味方だよ寄り添うよ」って感じ。

わたしのつらさはわたし以外にわかるわけないだろ！！！別個体なんだから100%わかりあえるとか幻想じゃん！と思ってるので、

わかる～😭つらかったね～～😭って肩組まれても苛立つだけなのだ。(そりゃ限界すぎて泣くときだってあるけど……)

ぜんぜんお腹空いてなかったけど昼前からなにも食べてないしコンビニで多めに食糧を買った。多いぶんには問題ないだろう。
カプセルホテルでメンチカツを頬張ったらすごくあたたかくて思ったより身体が冷えてることを知る。衣からは油が溢れ、私の目からも水が零れた。

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タイトルは見たこともない作品のタイトルより。狂い咲きなんとかロード。語感がよすぎてずっと頭に残ってるんだよな。

画像は渋谷駅の岡本太郎作品(明日の神話)。渋谷のどこにあるかよくわかってなかったけど偶然出会った。実物はじめてみた。