ETHアップグレード④
4/21 シャードチェーン
○シャードチェーン
シャーディングとは、データベースを水平に分割して負荷を分散するプロセスです。コンピュータサイエンスの一般的な概念です。 イーサリアムのコンテキストでは、シャーディングはネットワークの混雑を減らし、「シャード」と呼ばれる新しいチェーンを作成することによって、1 秒あたりのトランザクションを増加させます。シャーディングとは以下の特徴において重要です。
・誰でも実行可能なノード
もしデータベースのサイズを大きくする以外の方法でデータをスケーリングする場合、シャーディングは有効な方法です。 もしシャーディングを行わない場合、検証に莫大な計算リソースが必要となるため、イーサリアムへのアクセスは低下してしまうでしょう。 シャードチェーンでは、バリデータは分割された小さなデータであるシャードを実行または保持するだけでいいのです。現在行われているようにネットワーク全体を検証する必要はありません。 これは処理を高速化し、必要なハードウェアの要件を減らします。
・より多くのネットワークへの参加
シャーディングは最終的には個人のノートパソコンまたはスマートフォンでイーサリウムを実行することを可能にします。 したがって、より多くの人々がシャーディングされたイーサリウムで クライアントに参加したり、実行したりすることができるはずです。 これにより、ネットワークを分散すればするほど攻撃の対象となるエリアが小さくなるため、セキュリティが向上します。
シャーディングよりハードウェア要件が下がると、仲介サービスに頼らずに クライアント を自分で簡単に実行できるようになります。 可能ならば複数のクライアントを実行することを検討してください。 障害点をさらに減らすことでネットワークの健全性を高めることができます。
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