大坂なおみが潰された

今、色々と騒がれている。大坂なおみが試合後の会見を拒否したら、「全仏オープンや全米オープンなど、世界で最も権威のあるテニストーナメントであるグランドスラム4大会の主催者は、『選手たちには試合の結果がどうであれ、メディアと関わる責任がある』と述べていた。また、大坂選手がさらにメディアへの対応義務に違反した場合、追加の罰金が科される可能性があるほか、パリ大会への出場停止、さらには将来のグランドスラム大会での出場停止の可能性もあると警告した。」ということだ。

Forbes記事

他の選手も同意する人より、彼女を責める発言ばかりが、報道された。そりゃあ、言わば敵同士だからさ、そうなるよな。

そして、なおみが鬱を告白して棄権すると、4大会の主催者なる人達は、突然いい人に変わってしまう。「なおみがローランギャロスから撤退した結果は残念です。彼女の一刻も早い回復を祈っており、来年なおみを迎えることを楽しみにしています。」だと。出場停止だと言った舌の根も乾かぬうちにだよ・・・。

グランドスラム4大会の主催者というのは大人だろう。売り言葉に買い言葉、しかも罰金とか出場停止とか、大人げないよなぁ。「ちょっと、ちょっと、どうしてそんな事言うの?」と寄り添えなかったのか?私なんか、会見は嫌いではないけど、大した興味はないよ。試合内容のほうがよほど興味がある。他のファンは違うのか? 会見がなければ、なおみが出場停止でいいのか?

こういうこと考えていると、IOCの事がどうしても頭の中に出てくる。私の今の理解は、あの人達は選手のことよりも、ファンのことよりも、マスコミ、それも含めた金がいちばん大事なのだろうということだ。影にいるスポンサーがダンビラ突きつけているのもあるのだろうけど。そういうことあるよなとは思っていたが、ここまでとは・・・。スポーツイベントというものに裏切られた気分。コロナ禍が終わっても、もうオリンピックはTV放映も見たくない気分。グランドスラム主催者とやらも同類だろうね。

もう一度、何が大事か考え直したらどうかねぇ。

なおみの話に戻ると。是非復活して欲しい。でも、元通りに復活ということはできないような気がする。他にも有志がいるかもしれないし、クラウドファンディングというのもある。どうだろう、選手、ファン 1stの新しいトーナメントを解説するというのは。マスコミに媚を売らない。ネット時代の今、YouTubeでも、或いは同類のメディア新設してでも、TVなんか必要なく放映できるのではない。会場だって、良さそうな選手揃えれば、4大大会から嫌がられあるかもしれないけど、使わせてくれるんじゃない。4大大会に入れてもらってない国だっていいだろうし。元々、試合の収入より広告収入のほうが多いらしい皆さんだから、あなたのいうなりにはなりませんという契約で広告にも出たらいい。金は要るかなら。しかし、金に負けてはいけないのだ。

それとも、ユニオンというのはどう。あるのかな、選手のユニオン。政治運動に走るユニオンは好きではないが、主催者やスポンサーと戦うのに個別戦はやはり辛いだろう。最近ちょくちょく暴露されているセクハラ防止にも役立つのではない?

とにかく、なおみに復活して欲しい。

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