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正しく話すこつ

1.分かり易い表現をする

短文で歯切れよく話す。
主語と述語を近づける。
 〇明日、私はライブに参加します。(△私は明日、ライブに参加します)
     主語     述語
「~です」で文を短くする。

2.助詞の使用を間違わない。

「は」「も」「の」「に」「から」「まで」「で」「へ」「と」「で」「を」等々。                            

3.形容詞の変化に注意する

大きい 小さい 新しい 古い 良い 悪い 暑い 寒い
綺麗な 静かな 賑やかな 有名な 親切な 元気な 便利な      

4.接続詞は適度に使う

1)順接 ⇒このため  このようなわけで  したがって  それじゃあ  
2)逆接 ⇒が しかし それにもかかわらず ですが
3)並列・追加 ⇒および そればかりか また
4)対比・選択 ⇒あるいは もしくは
5)説明・補足 ⇒いわば いわゆる たとえば ちなみに なぜならば
6)転換 ⇒さて そう言えば では

5.分かり易い言葉を使う

1.難解な「漢語」を多用しない。
 「喫緊」の課題 「切迫」した状況 「究極」の選択
2.「外来語」を多用しない。
  先方の「コンセンサス(consensus)」が必要だね。          
  この案件は「プライオリティ(priority)」が高い。 
  この件は「フィックス(fix)」しました。
  顧客にアナウンス「(announce)」してください。

6.同音異義語、類音語には注意する。

1.同音異義語
  「以外 意外 遺骸」「衛星 衛生 永世」 「私立 市立」
  「機構 気功 気候 寄港」
2.読み方により意味の変わる単語
  心中 しんじゅう/しんちゅう 
  人気 にんき/ひとけ
  大家 おおや/たいか
  十分 じゅうぶん/じゅっぷん
  一日 いちにち/ついたち
  今日 きょう/こんにち
  何分 なんぷん/なにぶん
3.類音語
  商店会・商店街 諸税・租税 慰労・疲労 事実・技術 

7.口癖を直す(無くて七癖) 

8.感じの良い表現を心がける

*配慮を持って話す。
   相手を尊重する。
   形容詞、比喩で遠回しの表現を心がける。
*嫌悪感を与える言葉は使わない。
*正しい敬語表現。
*丁寧語
  物事をていねいに伝えたいときに使用します。
  行きます。帰ります。します。言います。見ます。知っています。お話。
*謙譲語
  自分側の事を、相手の方へ丁寧に伝えたいときに使用する敬語です。
  自分側の内容を話すとき
  うかがう。失礼する。させていただく。申し上げる。拝見する。
*尊敬語
  相手のことを立てて表現するときに使用する敬語です
  相手側の内容を話すとき
  いらっしゃる。お帰りになる。なさる。おっしゃる。ご覧になる。

9.漢字正しい発音

 流石(さすが)類似(るいじ)貼付(ちょうふ)早急(さっきゅう)  
 依存心(いそんしん) 間髪(かんはつ)漸く(ようやく) 
読み方が二通り有る物もあります
 世論(せろん/よろん)礼拝(れいはい/らいはい)施策(しさく/せさく)
 市立(しりつ/いちりつ)続柄(ぞくがら/つづきがら)
 昨日(きのう/さくじつ)相殺(そうさい/そうさつ)

10.諺は意味を正しく覚える。

「犬も歩けば棒にあたる」
  〇でしゃばると思わぬ災難にあう
  ✖何でもいいからやってみれば思わぬ幸運にめぐりあうかも知れない。
「将を射んと欲すればまず馬を射よ」
  ◎本来は「まずは馬を射ってできれば人命は助けるようにしなさい」
  〇現在は「大将に影響力のある周辺から手を着けなさい」

11.話の形(構成)を考える。

5W1H(When Who Where Why What How)で時間的、空間的順序の情報を加える。
*昨日、私は 書店で 読書用の 本を カードで 買いました。                 
演繹法 帰納法 
一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。
与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。
日本語と英語の違い                       
日本語は、相手の質問に対し、「はい/いいえ」を使い分ける。 
 あなたは、動物が好きですか?
  はい、好きです。 
  いいえ、好きではありません。
 あなたは、動物が好きじゃないのですか?
  はい、好きではありません。
  いいえ、好きです。
英語は、自分の言う内容が肯定か否定かで「Yes/No」を使い分ける。
 Do you like animals?
  Yes, I do.
  No, I don't.
 Don't you like animals?
  Yes, I do.  
  No, I don't.

12.音声表現

*正しい発音
*イントネーション
*聞き取り易いスピード

13.清音と濁音を聞き分ける。

清音または半濁音を濁音で発音してしまう場合の傾向
    1)タ行音の「タ・テ・ト」を、ダ行音「ダ・デ・ド」で発音する。
  最も顕著に見られる
   祖母ど両親ど一緒に旅行をしました。
   なりだかった(なりたかった)
   けーだいでんわ(携帯電話)
 2)パ行音の「ポ」を、バ行音「ボ」で発音する。
   さんぼしました(散歩しました)
 3)カ行音の「カ」を、ガ行音「ガ」で発音される。
   いっしゅーがん(一週間)
濁音を清音または半濁音で発音してしまう場合の傾向
 1)バ行音「バ・ブ・ボ」を、パ行音「パ・プ・ポ」で発音する。
  一番顕著に見られる
  ぽーえきがいしゃ(貿易会社)おぱーさん(おばーさん)
  たぺることに(食べることに)しぽーした(死亡した)
 2)カ行音の「カ・コ」を、ガ行音「ガ・ゴ」で発音する。
  こーかくな(高額な)ほりこめさん(ほりごめさん)
 3)ダ行音の「ヂ」を、タ行音「チ」で発音する。
  ちちんの(知人の)
清音を半濁音で発音してしまう場合の傾向
 ハ行音「フ」を、パ行音「プ」で発音する。
  じゅーごぷんごろ(十五分頃)
 修正方法は破裂以前を積極的に意識する  
 「ば」を発音する際には、[ba] ではなく[mba]、
 「べ」を発音する際には、[be]ではなく[mbe]、
 「ぼ」を発音する際には、[bo]ではなく[mbo]

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