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ひらがな カタカナ

ほとんどのヨーロッパ系言語は、アルファベットが分かっていれば勉強を始められるが、厄介な事に日本語を学ぶには、ひらがな、カタカナ、漢字の3種類の文字を知っている必要があります。

時期は不明ですが漢字は中国から日本に入ってきました。漢文として用いられる他に、ひらがな、カタカナが創られるまで本来の意味ではない表音文字(万葉仮名)として使われていた。
7世紀後半から8世紀後半に日本最古の和歌集『万葉集』が編纂され下記の様に漢字だけで記されています。
”余能奈可波 牟奈之伎母乃等 志流等伎子 伊与余麻須万須 加奈之可利家理”
(よのなかは むなしきものと しるときし いよよますます かなしかりけり)

時は移り平安時代に、貴族を中心に万葉仮名を草書体(崩して)で書いたことから平仮名が生まれる。同じく、お寺で仏典訓読の際、手早く書くためにカタカナが使われます。


ひらがな、カタカナ 表

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学習の手引

私たち日本人は学校で、ひらがなを学び、次にカタカナ、漢字というように学んでいきます。
これが外国人の日本語学習にも当てはまるかどうかの絶対的な答えはありませんが、経験上ひらがなをマスターした上で文法に移り並行して新出したカタカナや漢字を覚えるのが1番効率的だと思う。
私たち日本人は、幼い頃からひらがな・カタカナ・漢字を見て、使い分けてきました。ところが、日本語を学びたい外国人にとってはここが第一の関門であり、特にカタカナが難しいという外国人が意外と多いです。

言語は話せる事が大原則であり言語学習はそのためのものです。とは言うものの読める事もある程度大事なので、表音文字のひらかなの読み書きは絶対にマスターしましょう。
新出の都度、漢字についてはひらかなでルビ(ruby)を振り発音を覚える、そしてカタカナについては英文のルビを振り英語発音で良いでしょう。

勉強方法

「聞く」「読む」「書く」が同時に出来るようになるのがポイントです。 
「ひらがな」を何度も音読しながら書きとりながら自分の口から発生した音と耳から入る音を一致させる。

Point

*文法を深堀する勉強のための勉強にしない。
*各品詞の単語を覚える事に集中せず例文を作りそれを記憶する。
*常に口で発声し耳で聞くことにより濁音、清音、撥音、促音、長音の区別を覚える。
*脳に記憶させるには筆記が一番です。
*書き取り練習は、1 単語に対して平仮名とカタカナの両方を書く。
  「ひらかな」では長音は「う」、「カタカナ」では「-」と表記する。
  (例)京都➡きょうと 京都➡キョート


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