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【UFN 6.24】地獄の5R="誰もが避ける"アルマン・ツァルキヤン✖️"クレベルを喰った"マテウス・ガムロット

ここ最近のライト級でとてもシビアなカードが実現している。誰もが対戦を避けるであろうアルマン・ツァルキヤンと過去にクレベルを喰ったマテウス・ガムロットの一戦だ。しかもメインの為5R戦なのが驚きだ。

眠れる獅子が遂に開花

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MMA18勝2敗でUFCでは5勝1敗のツァルキヤンはライト級で最も"危険な男"かもしれない。ダヴィ・ハモス、クリストス・ジアゴス、ヨエル・アルバレスといった中堅〜ランカー未満の選手を寄せ付けず完勝。
敗れたマカチェフ戦では、あのマカチェフからテイクダウンを奪っているのだから末恐ろしい。個人的に印象に残るのが当時4連勝中でイケイケだったヨエル・アルバレスをトップからの肘で切り裂き、最後はパウンドで仕留め格の違いを見せつけた試合だ。
塩漬けではなくキッチリと仕留めることが出来る。そんなツァルキヤンの次なるターゲットが元KSW2冠王マテウス・ガムロットだ。

UFCでも通用することを証明したKSW2冠王

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20勝1敗でUFCでは3勝1敗のガムロットはクレベル・コイケに勝ったことで日本ではよく知られている。元々はレスリングでポーランド代表チームに選抜され、アブダビ欧州選手権を制覇したハイレベルなグラップラーだ。
無敗のままUFCに上陸したが、デビュー戦でまさかの判定負け。その後はスコット・ホルツマン、ジェレミー・スティーブンス、ディエゴ・フェレイラといった地味強達を下し現在ランキング12位に位置付けている。
クタテラーゼ戦では得意のグラップリングで仕留め切れず敗れている。テイクダウンが生命線の選手なのは否めない。ツァルキヤンというゴリゴリのレスラーに得意のグラップリングに持ち込めるだろうか?

地獄のレスリング合戦を制するのは

3Rだろうが5Rだろうがツァルキヤンが有利だと思っている。ガムロットはKSWで5Rを経験している分有利だろうが、レスリングに関して言えばツァルキヤンの方が上だろう。4R辺りもしくは5Rにはツァルキヤンのパウンドで仕留めるのではないかと思っている。
無論ガムロットにも勝つチャンスはあって、グラウンドでの足関といったサブミッションだろう。ツァルキヤンサイドも重々承知の上で簡単に取れそうではなさそうだが。いずれにせよ、レスリングで上回るツァルキヤンがスタンドと共に圧力を掛ける試合になりそうだ。
勝ったツァルキヤンが見据えるのはダリウシュ、チャンドラーといった上位ランカー、はたまたマカチェフのリベンジか・・・


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