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アメフトとインディ500

最近ちょっと深刻な話ばかりな気がするので、どうでもいい話というか、家族にもあまり話した事がない自分の好きな話をしてみたい。

 小学生の頃から日本人には馴染みが無いであろうスポーツに興味があった。それでもTVの解説者はビックイベントなんだと連呼していたので小学生ながら先物買い(当然先物買いなんて単語は当時は知らない)のつもりだったんだと思う。アメリカンフットボールの優勝決定戦のスーパーボールと楕円形のコースを何周も周回するインディ500というレースをテレビで毎年観戦していた。
 まあ結局誰とも共有する事はなかったのだがアメフトはルールを覚えてからは楽しく観戦できた。今でも覚えている選手はジョー・モンタナぐらいのニワカファンなのだが。
 アメフトやバスケやアイスホッケー等のアメリカ人に人気のスポーツは必ず試合時間がカウントダウン方式で試合終了時は00:00になる。サッカーやラグビーでは逆になっていてしかもロスタイムなんて曖昧な時間が存在する。これはアメリカが多人種国家の為に曖昧さを全部取り除くしかなかったせいだと言われている。ただそのおかげでバスケやアイスホッケーの残り1秒からのロングシュートが決まって大逆転なんかのドラマが起きたりする。所謂ブザービーターってやつの事です。
 
 アメフトは時間の使い方までがエンタメになっている気がしている。アメフトのルールをかなり大まかに話すとパスを投げて繋いでゴールを目指すか、ボールを持って走ってゴールを目指すか、キックでゴールを狙うのかの3通りになる。
 ここで問題だが、残り1分でフィールドの端から攻めて反対側のゴールまで辿り着けるのか?ラグビーだと1プレイで何とかするしか無さそうだが、アメフトだと上手くやれば10プレイ以上は出来るし、その分前進できる。
 通常はプレイ中は普通に時計は進むし、なんなら円陣組んで作戦確認中も時計は止まらない。どうやるか?時計を止めながらプレイするのだ。パスプレイでパスを受けた選手がフィールドの外に出ると時計が止まる。さらにパス失敗でボールを落としても時計が止まる(勿論失敗プレイなので前進は出来ない)。パスを受けた選手がフィールド内で倒されると時計が進むので、すかさずタイムアウトを要求して時間を止める。これらすべて1プレイに数秒しかかからない。
 4プレイで10ヤード進めば、攻撃側にまた4プレイのチャンスが与えられるルールなので1分間パスを通し続ければスーパープレイ等が無くてもジワジワ前進可能なのだ。当然防御側はパスプレイしか警戒していないから、逆をついてランプレイで一発狙いもあったりする。時間との駆け引きをハラハラしながら観るのが、アメフトで1番面白いシチュエーションだと思う。

ただ、どこで観るの?って聞かれるとハーフタイムショーが毎年話題になる年1回しかないスーパーボールだけをミーハー気分で観ればいいと思う。地上波やってると思うけどなー。もしかしたら地上波やってないかもです。

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