推しの舞台を観に行った話
推しの舞台を観に行ってきたので備忘録として残します。有益なことは書けませんがきっといつかあるだろう次回に活かせたらいいなあと思います。超〜長いです、ごめんなさい。
トムホくんの舞台の感想などは一日目に書いてあるのでレポが気になる人はそこだけで後は読み飛ばしてもらって構いません。
すべてのはじまり
事の発端は2024年2月6日のことでした。トムホランドくんからの突然のお知らせ。
わたしはトムホくんのインスタの通知をオンにしているので、その通知ですぐに投稿へ飛んだのですが、ROMEO&JULIETの文字でパニックになったのを覚えています。
今考えれば監督がジェイミーロイド氏の時点で舞台やるよのお知らせなのは明白なのですが、大パニックすぎて何が何だか分かりませんでした。笑
とりあえずトムホくんに言われるがままリンクに飛んで、何にも理解が追い付いてないわたしの脳に飛び込んできたのはこの2文でした。
『今年の5月からロンドンのウエストエンドでロミオとジュリエットをやるよ。チケットの発売は2月13日だよ』
いちばんはじめにWest End のワードを確認して、次にTickets On Sale ~を読んで、わたしが最初に思ったことは、え、トムホくんに会えるの!?!?😭ってことでした。推しに会える可能性を見出して暴れるオタク。↓
トムホくんに会えるかもしれない!!絶対行きたい!!
パスポート、ある……
コロナ禍でいつかの未来を夢見て貯めてた推し貯金、ある……
仕事?わからん!けどなんとかする!!
突然降りかかってきた推しに会えるかもしれないチャンスに夢を膨らませ、また果たしてチケットは取れるのか…?という不安もあり、その夜は結局一睡もできないまま朝を迎えました。
チケット発売日
その日からチケット発売まで、人生でいちばん長い1週間でした。
寝ても覚めてもわたしはトムホランドに会えるのか?わたしはロンドンに行けるのか?がずっと頭の中でぐるぐるして何も手がつきませんでした。
そもそもわたしは海外で観劇したことがない。
行くことに一切迷いはなかったけど本当に大丈夫なのだろうかという不安でいっぱいでした。
この1週間のうちでたくさん相談に乗ってくれた優しいフォロワー様方がいて、ここで改めてお礼を言わせてください。
これは実際に送ったメッセージですがほぼ悲鳴に近いメッセージに1から10まで優しく教えてくださった心優しい方がいらっしゃいました。ありがとうございました。😭
あとこの期間で同じトムホくんファンであるきーちゃん@hokungakawaiiに今回の旅の同行を快諾してもらい、共に支え合うことを誓いました。
チケット発売日は午後からお休みをもらって、お家に帰って時間まで待機してました。
トムホくんのチケットは事前に登録していた人に待ち番号が配られるシステムで、自分の番が来たら購入画面に飛べる仕組み。(教えてもらいました。)
時間になってサイトに入ったら
チケットを買おうとしている人があなたの前に9827人いますということらしく、クラクラしてきました。
リアルに1時間は待った。めっちゃ長かった。買えるか不安でずっと泣きそうだった。お友達7人を巻き込んでチケット戦争しました。
ここでのわたしは全く力及ばずで、協力してくれているお友達の方が待ち番号が早く、全てお願いしてチケットを取ってもらいました……
お友達が3公演分(凄い)、同行人のきーちゃんが1公演分取ってくれました。
しかもぜんぶストール(一回席)😭
気持ちが抑え切れるわけがなく、自宅の玄関→リビング間の廊下をひたすらに往復し続けて家族に怪しまれました。
わたし推しに会えるんだ、わたしはロンドンにいくんだ、夢が叶うんだ……嬉しくて泣いた。生きてて良かったと思った。
この後ロンドンまでの航空券を取り、劇場近くのホテルを予約しましたが、ここでの費用などはあとでまとめたいと思います。
【1日目】遂に渡英、観劇、ステージドアとか
月日は流れあっという間に渡航日になり、オタクの夏休みが幕を開けました。
同行人のきーちゃんの空港で待ち合わせて出発します。ふたりともこの日も仕事してから来ました。
羽田からシンガポール、シンガポールからヒースローというトランジットありの旅でしたが、ロンドン到着日の滞在1日目のことからお話したいと思います。
空港でなかなか出てこないキャリーをヒヤヒヤしながら待ったり、ロンドンの地下鉄の速すぎるエスカレーターにビビりまくったりで、バタバタでしたがなんとか劇場の最寄りであるCharing Cross駅に辿り着きました。今回はホテルもこの駅で取りました。
初めて街の中で撮った写真です。駅の出口を出てすぐに赤いロンドンバスが街を走っている光景を見て超・大感動した。
ホテルのチェックインを済ませてとりあえず荷物を置きましたがわたしたちには19:30の夜公演まで残り1時間しかありませんでした。
飛行機から降りたままのボロボロの姿から1時間で推しに会える見た目に生まれ変わらないといけません。脅威の集中力で支度を終わらせて人間に戻り、ホテルを出て劇場に向かいます。
やってきました。
The Duke of York’s Theatreです。
😭😭😭
ずっとここに来ることを夢見ていたので胸がいっぱいでした。人生のクライマックスかもと思いました。
厳重なセキュリティチェックがありますよ!とメールで脅されていたけど通常の荷物検査でシアターに入れました。
スタッフのお兄さんに劇が終わってもう一回ここに戻ってきたらまたトムに会えるからね!みたいなことを言われてテンション上がりました。
シアター内ではグッズが売られていましたが、今回はミニバッグしか持ってきていなかったので明日ゆっくり見ようね〜と売り場を後にして着席しました。(今回最大の過ち)
お友達のおかげで推しを肉眼で眺められるようないい席を用意してもらって、これから目の前に現れるであろう生のトムホくんに思いを馳せてドキドキでいっぱいでした…
劇場内は、演出上ずっと不安になるような不協和音が響いていてひとりで来てたら泣いてたレベルで怖かったです…泣
舞台は朗読劇に近く、演出も衣装もシンプルで、いままであまり観たことがないタイプの劇で新鮮でした。そのぶんトムホくんのひとつひとつの演技が繊細で、笑ったり、泣いたりするそのトムホくんの表情が愛おしくて、可愛くて、切なくて本当に素晴らしかった…!
以下、幕間で書き留めた語彙力のないレポです。
いままで映画で画面越しに見てきたトムホくんの大好きな笑い方や、こっちまで悲しくなっちゃうような泣き方が、自分のすぐ目の前にあるなんて本当に信じられなかった…舞台が始まって、トムホくんが出てきた時からずっと泣いてました。
ちなみに、英語は本当に難しかったー!😭もっともっと頑張ります……
舞台が終わってもオタクは安心できません。幕が降りたらわたしたちはダッシュで劇場の外に出なければいけませんでした。
なぜならトムホくんが出てきてくれるから!
トムホくんの出待ちは、毎日劇場の外、道路の反対側まで人が押し寄せてきていて混沌としています。
わたしが前に見かけたのは、「トムに会いたいなら走る必要があります。彼は10分くらいで出てきてしまいます(海外ファン情報)」とのことでしたが、幸いわたしたちは出口からとても近い席で、走らずに劇場の外へ出ることができました。
なんと終演後はどしゃ振りの雨が降っていて、凍えるほど寒かった…!それでもトムホくんを一目みたいファンたちはどんどん集まってくるのでトムホくん人気を肌で感じました。
たぶん10分もかからなかったと思う、突然黄色い歓声が上がってその時が訪れました。
大好きなトムホランドくんが目の前で、冷たい雨の中、笑顔で手を振り、挨拶をしてくれて、そのまま車に乗り込み去っていきました…
一瞬の出来事でしたがめっっちゃ幸せだった。ほんとにバケツをひっくり返したみたいな雨で心がめげそうになったけど、待って良かった😭😭
ホテルに戻ってホットココアを飲みあったまりながら、寒かったからトムホくん風邪ひかないといいなーと思いながら明日の支度をしました。この予感は的中してしまいますがこの時はまだ知りませんでした。
【2日目】推しの舞台がキャンセルになった
表題の通り、滞在2日目の夜にこの旅最大にして最悪の悲劇がわたしたちに降りかかりますが、そのお話は一旦またあとで。
2日目は夜公演までフリーなので、早起きして街に出ます…!
まずは劇場に寄って、朝イチの人がいない時間に思う存分写真を撮りました。
朝8時くらいに行きましたが、たまに通勤中であろう通行人の方が通るくらいでとっても快適でした。開場中は色んな人にごめんなさいしながらタイミングを見計らって写真を撮らなければならなかったので。
可愛いカフェで朝ごはんを食べたり、
Harrodsのギフトショップでお土産を買ったり、
ロンドンのディズニーストアに遊びに行ったりしました。
ロンドンの美術館には2ヶ所行きました!ロンドンはほとんどの博物館や美術館が無料で入れるなんて本当にすごいところですね。
ディズニーストアから徒歩7分くらいのところにあるThe Wallace Collection と、
ホテルに戻って買ってきたお土産などを置いたあと、Charing Cross駅からほど近いThe National Galleryに行きました。
ナショナルギャラリーは広すぎて、途中で残りの体力が2%くらいになってしまい切り上げてきてしまったのが残念です……また機会があれば体力を温存してから臨みます。
そして駅のM&Sで観劇前のごはんを買い、今夜の打ち上げ用に缶のカクテル?お酒を買って(アンタのID見せて!って本当に言われて感動した🥺)わたしたちはソワレ前を過ごしていました。
この頃に恐らく世にも悲しいメールがわたしたちの元に届いているはずですが、一切気が付きませんでした……
悲劇は夜ごはんを食べている時に起こります。
わたしが公式メールより先に、トムホくんの海外ファンアカウントから今日の公演はキャンセルになったよ、という旨のツイートを目にしました。
お行儀が悪いのでごはんを食べながらスマホを見ていたのですが、さすがに食べる手が止まりました。
「待って、今日ってロミジュリやるよね…?」
開口一番これだったのを覚えてます。同行人のきーちゃんに恐る恐る尋ねました。やるよって言ってほしかった。お願いだからわたしが見た情報がガセであってほしかった。
その日のチケットを取ったのが同行人名義なので、すぐに確認してもらうと確かに本日休演のメールが来てました😭
キャストの体調不良みたいですが代役も立てられずに休演なんて…!😭
わたしたちが昨日の夜観た公演は、アナウンスのあったFrancescaさんじゃなくてアンダーの子がジュリエットだったのに。
考えれば考えるほど「トムホくんだろうな……」という結論にしか至らず悲しくなった。
現実を受け止めきれずごはんも食べることができず、わたしたちはそのまま一旦寝ました。
そのあと悲しみに暮れているわたしたちに明日の2公演もキャンセルになったよという追い討ちメールも届くことになります。グッズまだ買ってないのに。祝杯のつもりで買ってきたアルコールはヤケ酒になりました。
【3日目】負けないオタクたち
3日目、公演キャンセルで一日中フリーになるという事態に。
幸いなことに、わたしたちはオタクなので、トムホくんに拘らなくて良いのなら観たい舞台がたくさんあった…! ホテルで、じゃあBack to the Future のミュージカル観に行く?SIX観に行く?って無限にある候補を上げて話し合った時間は正直本当にめちゃくちゃワクワクしました。ロンドン大好き。
お互いがいちばん幸せになれるようにしよう!ってことでそれぞれ行きたい舞台のチケットを取って、夜公演はわたしが好きなアナ雪のチケットを同行人のきーちゃんが取ってくれました😭
昼公演までは時間があったので、わたしは遂にずっと憧れていた場所に行くことができました。
タワーブリッジです!!!😭😭😭
5年前の夏にファーフロムホームを観てから、ずっと訪れてみたくて夢見てた地です。ピーターくん連れてきて良かったー😭
その後ビッグベン、ウェストミンスター寺院周辺をお散歩したりしました。
ブランチは劇場周辺まで戻って、カフェに入りました。
致死量のクロテッドクリームと致死量のジャムと致死量の紅茶を浴びて幸せでした。
店員さんもとっても優しくて、また来たいなーと思いました。
観劇前にロミジュリのシアターに寄って、悲しみのお手紙を貰ってきました。
わたしたちの飛んだ3公演のなかで、1公演プログラム付きのチケットがあって、それだけでもなんとか受け取れないかということを(同行人のきーちゃんが)説明したら、なんと奥から持ってきてくれました😭スタッフのお姉さんはとても優しかったです。
とりあえずパンフだけは回収しないと帰れないところだったので良かったです…。
観に行った舞台のおはなし
プログラムを無事に受け取ったのち、お互い別の劇場のチケットを取っていたので、シアターの前まで見届けてもらって、しばしの別行動となりました。
以下、ウエストエンドで観たミュージカルのお話をします。
•Next to Normal
ロンドンではじめて観たミュージカルはNext to Normal になりました。日本でも今年再演するみたいです。
好きなドラマでこのミュージカルのナンバーが使われていて、いつか舞台を観てみたいなと思っていました。あともう一つどうしてもロンドンで観たかった理由があるのですがのちほど。
ここにきてまさかの開始15分でtechnical issueで一旦舞台の幕が下ろされるというハプニングに見舞われ、完全に心がダメそうになりましたが、生のミュージカルを浴びて終演後はめちゃくちゃ満たされた幸せいっぱいの気持ちでシアターを出ました。
そしてここで密かにわたしがずっと叶えてみたかったことを実現させます。それはステージドアで好きな俳優さんにサインをもらうことです!
トムホくんの出待ちは、お手振りはあるものの混雑緩和のため(?)ステージドアの対応は一切なかったので、(あの人数を毎日対応していたらいつまでも帰れないし、まず劇場周辺がカオスになるだろうなーとは思った)わたしにとって初めての試みでした。
ドキドキの瞬間でしたが、出てきてくれました。😭
わたしの英語は赤ちゃんレベルですが、言いたいことは伝えられました。超優しかったです。サインも無事に貰えました…!
今回サインのみとアナウンスがあってサインだけだったのですが、Jackくんたちはいつもファンの方に丁寧にツーショット対応しているのを見るので、舞台の一時中断もあったし時間が押していたのかなーなんて思ったり。
Jack Wolfe くん、めっっっちゃくちゃ歌上手すぎなので良かったら聴いてください。
このメドレーの1番最後のナンバーを歌っているのが彼です。
じつはチケットを買った1番の理由はこのパフォーマンスをInstagramで見て、ものすごーく圧倒されて、一度生で浴びてみたかったから!😭
あとShadow and Bone も是非観てね。
•Frozen
わたしはアナ雪エリアにどうしても行きたくてひとり香港ディズニーへの旅に出たり、とってもアナ雪が好きで、劇団四季のアナ雪も何回も通っているのですが、今回の旅では観に行くことは考えてませんでした(なぜなら今回はトムホ旅だったから!)
ロンドン市内では地下鉄やバスでめちゃくちゃFrozenの広告と出会うことが多くて、ちょっとだけ悔しかったのですが、
まさか観に行けるとは思わず、このタイミングで観に来れたことが奇跡みたいでした…
日本では何回も観ている舞台だったけど、演出が少し異なっていたり新しい発見があった!
そして何よりLet It Goのイントロでザワつき始める観客たち、エルサの変身で大喝采になる観客たちに海外だ〜〜〜となった!楽しかった😭
ロンドン最後の夜を真実の愛の物語で締めくくり、幸せになってホテルに帰りました。やっぱりミュージカルが大好き〜〜!となった日でした。
因みにマチネを別々に取った同行人はマイケルジャクソンのミュージカルを観に行っていたそうで、めちゃくちゃ元気になって帰ってきました。
2人とも単純なオタクなのでした。
ロンドン4日目もあるけどただ空港でお土産買って帰るだけなので省略します!笑
最終日のロンドンは綺麗に晴れていてとっても気持ちの良い朝でした。
さよならロンドン!また来るね!
費用など
長くなりましたが最後に今回の費用をまとめます。
正直、あんまり航空券などは賢い買い方はできてないです……もうちょっとなんとかできた気がするのでぜんせん参考にはなりませんが、以下経費です。
航空券往復 ¥236,233
ホテル3泊 ¥103,245(2人分)
103245÷2で51622.5
R&Jチケット ¥29,483
N2Nチケット ¥25,512
Frozenチケット¥12,587
現地での交通費、食費、お土産代、その他
6万くらい!(雑)
合計約¥415,000でした!
また行けるように頑張ります…!😭
飛んだロミジュリの£145×3公演のチケット代はまだ返ってきてませんが今回の費用には入れてません。
はよ返金して……(追記:無事に返ってきました!おいしいもの食べます!ありがとうございました)
そういえば一応日本円持ってったけど換金しなかった。結局クレカ一本で行けた!現金いらなかったです、VISAでタッチありがとう!
まとめ
以上を持ちましてわたしの初めての海外遠征レポは終わりです。
次回がもしあるとすれば、未来のわたしに言いたいのは推しの現場はいつでもこれが最後だって思え!ってことです。
わたしだって、もうこの旅の後は次いつトムホくんに会えるかわからなかったけど、(だから4枚買った)、さすがに明日も会えるしって思った😭グッズ買えなかった…舞台だってこれが観納めだと思って観てない……。
とりあえずグッズは初日に買いましょう。本当に。
最後に、2月にトムホくんの舞台が決まってから、いっしょに喜んでくれた方たち、チケット取るの協力するよ!って言ってくれた方たち、右も左もわからないわたしに優しく相談に乗ってくれた方たち、カレンダーにわたしの渡航日を入れて心待ちにしてくれていた大好きなお友達のみんな、わたしのベイビー英語を道中サポートしてくれた同行人のきーちゃんのおかげでここに来ることが出来ました。
本当にありがとうございました。
夢が叶ってしまったので、新しい夢を探します。いつでもトムホくんがわたしの新しい夢だよ!ここに連れてきてくれてありがとう。また会える日まで頑張るよ〜!