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4歳児を享受

さっき飲んだこれはオレンジとチョコレートのフレーバーの紅茶と騙るけどどうやったってこれは昔の玩具の練り消しゴムの匂いだ。
少女が好物の薫製肉の匂いに魅かれて椿の木に入って行く小説を子供時代に読んで以来、春に腐りかけた沢山の椿の花からは私には、ベーコンの匂いしか感じられないのです。
一人きりで50mの広いプールに沈めばそれが試験だという事を忘れて、水という色彩が何色の重なりで出来ているのか?しか念頭に無くて、
道端の全ての花が何の画材の何いろで創られているかを瞬時に見分ける。
指程の高さの草が大樹になってその下で雨宿りする事が出来るし、
小さな犬の体毛を掻き分けて爪先から濡れた鼻まで、何日もかけて徒歩で旅をするのです。


私の存在意義………
子供の感受神経は鋭くて、私は幾つを維持出来ていてそして未だ間に合うのか?と焦るけれど、死に際迄の課題の中では優先順位は凄く高い場所に有るのだから常に手をとおく伸ばしています。

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