UMB2021奈良予選

こんにちは、まーしゃるです。

昨日10/10はUMB奈良予選がありました。場所は奈良NEVERLAND。集まったメンバーは奈良の若手からベテラン勢。そして県外から来た強者もいてました。

自分の結果から先に話すと、3回戦で負けました。1回戦はフィメールのヘレナリックマン、2回戦は大阪から来てくれたハギくん。手ごたえを感じながら勝ちあがりました。3回戦もガッツリと打ち合う形で挑んだのですが、若手のMERCYに負けてしまいました。普段のダラダラしたノリとは異なり、お互い熱くなっての敗退でした。出し切った感もあったので悔しさはないです。

そのMERCYがそのまま勝ち上がり、今回UMB奈良予選のチャンピオンになりました。これ以降は彼の話になります。

得意の早口とリズム感抜群のフローに熱いメッセージを乗せて強敵を撃破していきました。特に初戦からYES!VIBES!でお馴染みの西さん相手に一歩も引かず、正面からぶつかっていき勝利を掴んだのは感涙ものでした。まるで決勝かな?と思わせるような1回戦でしたね。

2回戦以降は先行/後攻をジャンケンで決めるのですが、ジャンケンに勝っても本来なら不利な先行を選択する漢気を見せてくれました。その漢気がフロアを熱くして追い風を起こし、場の空気を制していく。ラップスキル以外のモノも見せつけてくれました。アツイ。

2回戦でside、3回戦で私まーしゃる、準決勝で超大物のHI-KING TAKASEさん、そして決勝でMr.TEACH。今見れば彼からしたら全員年上だし、なんなら2回戦のside以外は10歳以上年上。若手の快進撃として見ても素晴らしい。

若い才能が発揮される場所じゃないとシーンはどんどん死んでいくので、定期的な世代交代は必要です。もちろん年長者たちは若手に食われないように立ちはだかることも大事ですけどね。

さてここからはHIPHOPのメンタリティとして、です。HIPHOPもロックもですが、基本的には反骨精神によるもの。現状に不満や不足があり、そこに立ち向かおうとする内面を歌詞やサウンドで表現する音楽です。それに共感したリスナーがその音楽を聴くんです。もちろんシンプルに盛り上がるパーティーチューンもありますし、それを好んで聴くリスナーも居ますので楽しみ方はそれぞれです。

反骨精神といっても別に差別や貧困のようなハードな環境に身を置いて、そこから権力に立ち向かうだけではないんです。何かしら自分の中で足りていないと思うのならば、そこから反骨の精神を持って立ち向かう。そういう気概を持った人間こそHIPHOPに向いているように思っています。持たざる者の音楽、それこそがHIPHOP。

さて、今回優勝した彼ですが、、、まぁいろいろ「持たざる者」である面を持っていると感じます。詳細は語りませんが。そんな彼がバトルで優勝したというのはHIPHOPのバトルイベントとしても素晴らしかったんじゃないでしょうか?

オーガナイズしてくれたtenD、ホストMCを務めてくれた花鳥風月、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

改めてMERCY、おめでとう。

決勝で奈良代表としての雄姿が見られることを期待します。

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