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後輩たちへ 〜その3〜

最近小さなドローンを買って、童心に返りながら、家の庭で飛ばしていたら、テンパって制御不能になり、道路まで飛び出てしまい、おれはニュータイプ(ガンダム)ではないんだなとつくづく痛感しているマーシです。

定石の努力を怠るな

さて、今日は“定石の努力”を怠るなって話です。先日の記事にも書いたとおり、人は多かれ少なかれ、承認欲求というものがあって、昨今の若い子はフォロワー数なんかで、それが数値化しちゃっているわけです。

オンリーワンは孤立する

そこで、そんな彼らがすることは、人からいいねを獲得するために、オンリーワンを狙ってくるということです。彼らはオンリーワンになるために、新しいアイデアを絞り出すことに全力を傾けます。そして、自分だけが知っているという自己満足と、それを披露した時のことの想像を膨らませて、全員から絶賛されて褒められることまで想定しています。なんせ、オンリーワンなわけですから。褒められて当たり前だと思い込んでいるわけ。

ところが、その斬新なアイデア単体を見れば確かに素晴らしいものであっても、組織の一部として、その歯車を合わせるタイミングだったり、サイズ感だったり、場所だったりが間違っていたら、それは当然称賛されないし、むしろその歯車のせいで他を急遽合わせなければならなくなったときに、それ自体が足手まといになるわけ。

ホントの被害者意識は誰?

なぜそのアイデアを生み出したのかと動機を振り返って考えてみると、「承認欲求を満たす」ことが目的なわけだから、そんな足手まといになることまで想定はしていない。
すると、どうなるかというと、彼らは被害者意識を持ち始める。せっかく誰も思いつかなかったアイデアを披露し、駆使したのに、それを足手まとい呼ばわりをされたわけだから、気に入らないよね。

ただ、そこで考えなきゃいけないのは、そもそもそれが本当に誰も思いつかなかったことなのかは分からないし、もしかしたら誰かがすでにやったけど、うまくいかなかったからあえてやらなかっただけかもしれないし、実際それはわからない。

定石の努力がもたらすもの

そこで、今日の本題でもあるんだけど、まず承認欲求を満たしたいなら、“定石の努力”を怠るなってこと。定石っていうのは本当にコツコツと積み重ねていくような、ある種腕立て伏せみたいなもの。確実にやり続ければ成果は出てくるんだけど、どうしてもそれを実感するのに時間がかかってしまうのが難点。それに何しろ遠回りをしているような錯覚に陥ってしまう上に、派手さがないから満たされる承認欲求が努力と見合ってないと勘違いをしてしまうんだよね。
だけど、定石の努力って、積み上げるのに時間がかかる分、なかなか崩れない。そこがマッチョになってるだけで、いろんなことに転用できるし、レスポンスが早くなる。そうすると自分がやりたいことが見つかったときに、素早く動けるようになるんだよね。
定石の努力って、職種によって様々だけど、コツコツやり続けることが、自分の礎になってくれるんだ。それを忘れてはいけない。

小手先だけの斬新なアイデアよりも、定石の努力を怠るな。
それがもたらす功績は、思っているよりはるかに大きい。

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