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後輩たちへ 〜その7〜

新型コロナウイルスによって、多くの方が罹患して亡くなり、経済活動が停止して苦しんでいる方がたくさんいる中で不謹慎ではありますが、それによって無駄なシステムや社員が刷新されていく様子を見ていると、ウイルスによって改革がもたらされていると、こっそり思っている革命希望のマーシです。

言葉の使い方

さて、今日は【言葉】について書いていきます。
【言葉】について、言葉を用いて書いていくわけですから、なかなかのお題ですよね。

【言葉】って使い方や声量の大小、タイミングや書き方など、様々な側面を持ち合わせているわけだけど、この【言葉】を完璧に使いこなせている人っていないんじゃないかなぁって思います。
ほとんどの人が使いこなせてないわけだから、使いこなせていない者同士が共鳴し合うのは仕方ないことだよね。
だけど、中にはちゃんと状況に応じて使い分けている人もいて、そんな人たちは今の状況はどんな【言葉】が求められているのかな?のアンテナが体のどこかに設置されています。

言葉の質

まず【言葉】を書き出すときに、字が下手な人ほど書きたがらないわけだけど、(だからいつまでも上達しない)ほとんどの人は字を“上手”に書くことを求めているわけではなくて、“丁寧”に書くことを求めているように思います。どんなにパソコンやスマホが普及した世の中になっても、どうしても字を書かなければならない局面というのがあって、人はそれに対応しなければならない。ただ、全てを丁寧に書こうとすると時間ばっかりかかってしまうので、そこで私が気にかけているのは、人の名前を書くとき(自分も含めて)は、特に丁寧に書くように心がけています。なんだったら、本人よりも上手く書いてやろうくらいの気持ちです。

これが意外と評判良くて、自分の名前を丁寧に書かれて、気持ち悪い人はいませんよね。強いて言うなら、ストーカーがそれをやってきたら気持ち悪りぃってなるくらい。

なので、人の名前を書くときくらいは丁寧を心がけるようにしようとしています。

言葉の鮮度

あとは、『新鮮さ』がホントに大切。
上に書いたのは質なのに対して、新鮮さというコレも質に繋がってはいるんだけど、今言いたいのは早さってコト。
言葉も実は生モノ的性質を持っていて、生モノはやはり新鮮さが欠かせない。時間が経つにつれて腐っていくし、食えなくなる。
『ありがとうございます』という素晴らしい言葉であっても、新鮮さが失われてしまうと、おいしくなくなってしまうことがあるということだ。それは実に残念だよね。

どちらを求められているのか。

質を求められているのか、それとも新鮮さ(早さ)を求められているのか、その局面を見極める必要があるのだが、それができている人は空気を吸うようにそれができている。意識なんかしなくても脊髄反射的にスッとできる。

この言葉の新鮮さにおいて、最近は非常に疎かになっている傾向があると危惧している。これだけ情報社会で、あらゆる手段を使って人と繋がることができる世の中なのに、要するにツールの数と質が格段に上昇したのに、言葉の新鮮さが失われているというわけだ。

言葉は場面によって求められることが違うのだけれど、美しい言葉こそ新鮮さが必要で、その新鮮さが失われてしまうと本来のその美しさが色褪せてしまう。

届けるべき言葉こそ…

丁寧に贈る言葉も大切だが、人に届けるべき言葉は新鮮なうちに届くように、配慮していきたいものです。


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