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後輩たちへ 〜その4〜

おじいちゃんの法事に行って親族が集まる中で、従兄弟間で一番上のおれが間もなく40歳で、一番下が30歳と、あの頃キャッキャして遊んでた頃を妙に懐かしがっている四十路のマーシです。

やりたい仕事はどこにある?

今日は、やりたい仕事の見つけ方について書いてみます。今、ありとあらゆる事が仕事として成り立っている世の中で、ものすごく広い割にはものすごく浅いという印象を受けています。昭和の時代では当然だった終身雇用の制度は崩壊してるし、昨今の若者はもはやその認識がインストールされているもんだから、自分がやりたい事以外はやりたくないってスタイルになっている。
気に入らなければやめるし、◯◯ハラと言って権利を主張してくるし、自分の尺度で社会を渡り歩こうとしている。多分これからはさらにこれが加速していくし、楽しいと思えることじゃなければ仕事ととして成り立たなくなってくるのかなぁ、予感しています。
昭和、平成から働いている人から言わせれば、そんなことできるわけないし、それができるなら誰でもそうしてるし、何より単にそうなったらズルいという感情が生まれて、今までのおれの努力(我慢)は何だったんだって憤慨するよね。きっと、おれも。

時代は流れている

でもそれが時代の流れってやつで、どんどんと価値観が変異していく。タバコ一つとっても、昭和のタバコの印象と令和のタバコの印象は全く違うものになっているわけで、その価値観の変異に不満を抱えながらも、それに合わせようとして、今はそれが習慣化している。

やりたい事の導き方

今日の話に話を戻すと、やりたい事ってそもそも何ってこと。やりたいことって放っておけば勝手に湧き出てくるものなのかな?多分それは違うよね。
まずそこを勘違いしてはいけない。やりたい事は、やるべき事と出来る事の先にあるものということ。楽をすることとやりたい事を混在して考えてはいけない。やりたい事を先に見つけてからやるべき事、出来る事をやるのは、素敵なことだし、それが出来たら実は羨ましいよね。
趣味の世界ではそれは自分の時間を使ってやるわけだから、その方程式に当てはめやすいかもしれないけど、社会に出たらなかなかそうはいかない。なんせ会社の時間で動いてるわけだから、そんな中でやりたい事を探してたら進まなくなっちゃうわけだ。じゃあどうすればいいかというと、仕事を三段階に分けて考える。

1.WILLの仕事
2.CANの仕事
3.MUSTの仕事

この中で、やりたい仕事は『1.WILLの仕事』。『2.CANの仕事』は今の自分が出来る仕事で、『3.MUSTの仕事』はやらなきゃいけない仕事というふうに分けられる。
やりたい仕事しかやらないと限定してしまう人の思考は、いきなりWILLの仕事が舞い込んでくると勘違いしているんだ。確かにそれは最高のパターンだけど、そんなことは滅多に起きない。

積み重ねていく順序が大事

何が言いたいかというと、やらなきゃいけない仕事を積み重ねていくことで出来る仕事が増えていって、ある一定の線を超えたときにやりたい仕事が見つかるよって話。
やらなきゃいけない仕事がやりたい仕事に繋がってるよってこと。
ただ、不満を抱えるのはこのやらなきゃいけない仕事に対してだよね、きっと。何でこんなことやらなきゃいけないんだって不満を感じているのは、もしかしたら先が見えていないだけ。だって、自分でこの会社で働くって決めたんでしょ?もしくはその会社で働くしか選択肢がなかったわけでしょ?だったら自分で自分の責任を持たなきゃ、自分を信じられなくなるよ。

やらなきゃいけない仕事って確かにつらいし、苦しいけど、それがやりたい仕事に繋がる唯一の鍵であることを忘れてはいけない。

MUSTの先にWILLが待ってる。

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