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サークル設立の話

自己紹介

はじめまして。
オリエンティアAdvent Calendar 2022 の5日目を担当する、立命館大学 文学部 4年の小久保茉優です。今回はこのような素敵な企画に参加させていただきありがとうございます。
競技はあまり強くないため、知らない方が多いと思うので簡単に自己紹介をさせていただきたいと思います。
大学では考古学を専攻していて、好きな時代は縄文時代、好きな土器は注口土器です。高校で山岳部に所属していたこともあり、オリエンテーリングではフォレストが一番好きです。
立命館大学はそれぞれ京都、滋賀、大阪に3キャンパスあり、わたしは京都の衣笠キャンパスに通っています。
今回記事を書くにあたって何を書こうか迷いましたが、さほど強くない私がオリエンに関係することの中で一番頑張った、サークルを設立した話を書かせていただこうと思います。


オリエンを始めたきっかけ


元々サークルもなかった大学で、なぜ私がオリエンテーリングという競技を知ることが出来たのかは、高校時代の山岳部同期かつ、実践女子大学で私より先にオリエンテーリングをはじめていたabさんから、熱烈なお誘いを受けたからでした。
地元から離れて以降、abさんと頻繁に連絡を取り合う中でオリエンテーリングというスポーツを始めたという連絡を貰いました。話を聞くと、とても面白そうで私も興味があると伝えると、定期的にabさんからオリエンテーリングの地図が送られてくるようになりました。そうして、「今回は5→6読んでみて!」と言った感じで、LINE上で地図読み会を行っていくうちにまんまとabさんの策略にハマっていってしまったのです……(笑)


入部


競技を始めるにあたって1つ問題がありました。それは、立命館大学にはオリエンテーリングのサークルがない事でした。それをabさんに相談すると、「京都大学にサークルがあるから連絡してみれば?」と言われ、その手があったか!と連絡をしたところ、快く承諾して貰い、入部を決めました。部外者を歓迎してくれた京都大学オリエンテーリングクラブには本当に感謝してもしきれません……。


創設のきっかけ


サークルに入りしばらく活動していくと、近隣の京都大学や京都女子大学だけでなく、大阪大学や神戸大学、奈良女子大学の同期とも仲良くして貰い、はじめに興味を持った競技としてでなく、人間という面でのオリエンテーリングの魅力に気づくようになりました。しかし、他大の同期と話していく中で、自分の大学の先輩や後輩がいないことに寂しさを覚えるようになりました。サークル設立の初めのきっかけは、自分の大学の先輩や、後輩たちと大学トークしたい!という軽率な憧れからでした。その他にもちゃんとした理由はあって、こんなにも面白いオリエンテーリングという競技をもっと色んな人に知って、楽しんでもらいたい!!そのためには、大学公認サークルになることで、サークル紹介欄に載り、競技の存在を知ってもらおう!と考えたためです。(立命館大学のサークルにもいくつか所属していましたが、続けたいと思えたのはオリエンテーリングサークルだけでした。)と言っても、私は元々アクティブな性格ではないので、しばらく憧れのまま時間が経過していきました。そんな時に、一番の契機となったのが、大学同期のオリエンティアであるued君に出会ったことでした。しかもなんとオリエンを幼少期からやっていた経験者!!とある大会で出会ったことで、私の憧れは実現へと動き出しました。


創設への道のり


人員


大学公認サークルになるにあたって、まず一番最初の関門は人数を揃えることでした。申請するにあたって「会長」、「副会長」、「会計」の3人を集める必要がありました。しかし当時は、私とued君の2人だけだったので、最低でもあと1人必要でした。どうしようと悩んでいたところ、ued君の中高の友達であるtkrk君が立命館大学に居るということで、声をかけて会計を担当してもらうことになりました(後の関西学連幹事長 兼 立命館大学2代目部長)。
さて、人数が揃ったところで次に待ち構えているのは申請です。立命館大学は申請期間が年に2回と決まっているため、それを逃すと半年待たなければいけません。(私たちはそれを知らずに申請期間を一度逃しています……笑)

書類提出

申請が完了すると、その次に待ち受けていたのが書類の提出です。サークルを作りたい理由や、サークル設立後の目標とそれに向けての取り組み、活動内容などを3人で考え、提出しました。これに関しては、サークルを設立する過程のなかで一番頭を悩ませました……。しかし、周りの方々の協力もあって、無事に書き上げることが出来ました。(その節は皆さん大変お世話になりました。)


一次通過


2020年6月12日、提出書類の審査を経て、無事一次審査を通過しました。全体でいくつの団体が応募していたのかは不明ですが、一次審査を通過したのは20団体でした。
そんな私たちに、次に待ち受けていたのは面接でした。他の大学もこんなに厳しいものなのでしょうか……個人的に面接が苦手だったため、数日前から怯えていました。しかも、この面接で毎年半分程落とされているという情報もあり、お世話になってきた方の顔が過ぎり、プレッシャーが半端じゃなかったです……。


面接

ついに面接当日。面接には部長・副部長・会計、全員の出席が必須条件でした。面接官の方は3人いて、主に、提出した書類や、オリエンテーリングという競技、お金の管理などについて聞かれました。(私は緊張しまくっていて、ほとんどued君に任せてしまっていました…ありがとう。)


サークル設立

面接の後、2020年8月4日に無事に二次審査を通過し、正式に大学公認サークルとなることが出来ました。結局半分は落とされていて、最終的に通過したのは10団体でした(審査が通って大学公認のサークルになれたと知った時は本当に嬉しかったです、、。)
ここではサークルを設立したと話しましたが、実際にはかつて立命館大学オリエンテーリング愛好会(通称ROLA)というサークルが存在していたため、立命館大学オリエンテーリングクラブという名前で復活という形になります。


ボックス獲得への道のり

サークルを設立(復活)してから2年経ち、部員も着々と増えている今問題となっているのが、部員たちの交流の場である部室が無いことです。
立命館大学のサークルには登録団体、任意団体、同好会、公認団体といった格付けが存在し、現在立命館大学オリエンテーリングクラブは登録団体に位置しています。そして、ボックスを使うには最低でも同好会まで上がらないと使用できないのです…。
今は、後輩たちが頑張ってくれたおかげでやっとロッカーの申請が通り、部の荷物などはロッカーで管理しています。しかし、ただでさえ3キャンパスに分かれている部員たちが集まってゆっくり交流できる場所が、唯一土日に開催される大会だけだなんて悲しすぎるなぁと感じています。
平日にも各キャンパスごとに毎週トレを開催してくれていて、交流の機会は増えてきていますが、空きコマにふらっと立ち寄れるようなボックスが出来たら、もっと部員たちの仲も深まってさらに良いサークルとなっていくのではないかなと個人的に考えています。
私たちの代でボックスをもらうことは出来ませんでしたが、今後の後輩たちに託して、いつかボックスでワイワイできる環境が整うことを願っています。


おわりに

サークルの作り方は大学によって違うと思いますが、オリエンテーリングのサークルを作りたいと思っている人(いるかな…?)の参考になれればうれしいです。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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