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コロナ禍のアムスで感じたアジアンヘイトのリアル

国のコロナ対策で自分の仕事の業界は焼け野原になってしまった。

なのにオリンピックはやってるし、プロ野球は観客を入れて試合をしてる。
そして、飲食業界にだけ補助金をばら撒いて何かをやった感でいっぱいなこの国。
グダグダで1ミリも明日が見えないので、夏休みを取ることにした。
って言っても、もうずーーーっと夏休みなのだが(苦笑)

で、軽く調べたらオランダがちょうど入国を緩和してたので大好きなアムスに飛んでみた。
オランダは移民の国なので、あの辺を回った中では一番人種差別を感じなかったのもあり、結構ワクワクしてたのだが。。。

入国はほぼ無審査だった。
フランクフルトからの乗り継ぎなので、そこでPCRの陰性証明書を提示し乗り継ぐとスルーでアムスのスキポールへ。

「え?これもう何も対策してないのと同じじゃん???」

日本の水際対策が本当にアホらしく思えるほどのスルー。
で、街についてみるとコロナ以前に比べればかなりまばらではあるが観光客がそれなりに。
ええ、誰もマスクなんて着けてない。
地元住民が少し着けてる感じ。
早速2年ぶりの海外+アムスっていう高揚感を落ち着けるためにコーヒーをw
ずっと日本に引きこもってたのですごく久しぶりだったの+最高品質だったもので一気にブチ上がったのだが、そっからスカイダイビングばりの急降下。

なぜって?

簡単だよ。
噂のアジアンヘイト。

すれ違いざまに
「チノ」「チンク」はほぼ当たり前。
ここはパリか?って感ちがいするほどの感じのレイシストっぷり。
そして一気にBADに俺をぶち込んだのが、いきなり路地に立ってたおっさんに小銭をフルモーションで足元に投げつけられたのと、結構可愛い女の子にすれ違い様に唾を吐きつけられた事だ。
まぁ唾に関してはそう言う趣味の人にはご褒美なのかもしれないが(笑)

アムスにはこれで5回目かな?確かにどこにもレイシストはいるが、アムスでは比較的そんなに気になる程の体験はなかっただけにショックがでかく、ブチ上がってたテンションは地を這いつくばった。

これか。。。、これは予想してたがアフターコロナでの旅行にかなり大きな影を落とすな。。。
俺が、白人がアメリカ人なのかイギリス人なのかフランス人なのか見分けがつかないのと同じで、彼らにとっても俺が日本人か中国人か韓国人かは見分けはつかないし、そもそも基本的に黄色人種の事は見下してるので何人であろうが関係ないのだ。
ただただコロナで溜まった鬱積をぶつける事ができればそれでいいのだ。

しかし今までは観光業というのもありオモテの面ではそれは隠れてた。
っていうか、ヘイトをしてるのはアムスに来てる他の国の観光客のほうが圧倒的に多いと感じたが。。。
なんにしろ世界は大きく変わってしまった。

結局、楽しむ気にならず耐えられなくて1週間巻きで帰国してしまった。

東京では現在でも街を歩けばマスクをしてない外国人を簡単に見かける事ができるが、彼らはこのように自由と自分勝手を履き違えている。
その上にアジアンヘイトが加わると考えると、オリンピックは無観客で正解だったと思う。
有名宗教と同じで、異教徒にはどんなに酷い仕打ちをしても許されると黄色人種に対しても同じように基本思ってるので、当初の予定通りインバウンド狙いで外国人を入れてオリンピックを開催してたら想像を遥かに超えた地獄になってたと思う。

もちろん皆がみなレイシストではないが、オリンピック選手団でさえ出番が終わったら選手村の部屋を破壊したり、帰りのJALの飛行機で酒飲んで大暴れしたりするのだ。
性善説は通用しない。
そして国として公式にメダル剥奪などを提訴できないこの国の弱腰さ。
そこからも見えるように、舐めきられてるので今後アジアンヘイトは避けられないと感じた。


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