見出し画像

馬籠宿、妻籠宿へ

中津川に来て、一番行きたかった場所が馬籠宿でした。本当は宿泊をこっちで予定していたのですが、宿が営業していませんでした。結局中津川駅前の素敵なゲストハウスに泊まることにしたのですが、馬籠は行ってみたいと思っていました。

画像2

江戸時代の五街道のひとつの中山道の中でも人気の観光スポットが岐阜県馬籠宿と長野県妻籠宿らしいですね。江戸の風情を残した古い街並みが人気の場所です。


画像3

中山道は江戸時代の五街道のひとつです。全長は534キロ、江戸日本橋から京都三条大橋までを山側で繋ぐ街道で、今では江戸時代の面影を残した宿場町の町並みを楽しむことが出来ます。69ヶ所の宿場のうち、11宿が木曽路にあるそうです。

五街道は、江戸時代の江戸・日本橋を起点に伸びる東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道の五つを指した陸上幹線道。1601年(慶長6年)に徳川家康が全国支配のために江戸と各地を結ぶ以下の5つの街道を整備し始め、2代将軍秀忠の代になって基幹街道に定められました。(wikiより)


画像1

馬籠宿は中山道43番目、木曽11宿中では最南端に位置する木曽の入口の宿場町。

画像4



馬籠といえば島崎藤村の出身地としても有名で、夜明け前の舞台となる場所や、藤村記念館があります。イギリス人の友人と一緒に観光していたのですが、

「Toson Simazaki」の「Si」にツッコミが入っていました。本当に、よくみたら上の表記は「Shimazaki」なのに、下は「Simazaki」になっている・・・。あと「Toson Simazaki is very famous novelist in Japan」はちょっと不自然な英語なんだとか。「very famous Japanese novelist」が正しいのかな?

画像5

寒いのを覚悟で身構えて来た割には、昼間はぽかぽかいいお天気でそんなに寒さは感じなかったのですが、氷柱が寒さを物語っていました。

画像6

水車にも氷がこびり付いていました。

画像7

私の馬籠お気に入りスポットはここ。馬籠郵便局!

画像8

風情ある街に溶け込んだ郵便局がいいですね。

画像9

馬籠宿は急な山の尾根に沿った急斜面が特徴の「坂のある宿場」として有名です。坂道を上がるとこんな景色が楽しめますよ。

画像10

奈良盆地に住んでて山はしょっ中見ているけれど、行く土地ごとにその様相を事にする山を見るのは面白いですね。

画像11

遠くに見える山には雪が積もっていますね。明日はもっと雪深いところに向かうので、ワクワクします。

画像12

最近お蕎麦にハマってから食べる頻度が上がっているのですが、とりあえず、今回もお蕎麦をいただきました。冷たい方がお蕎麦の味がよく分かる!とかイキって冷たい山菜やまかけそばを注文したのですが、ちょっと後悔・・・。でもお蕎麦はとっても美味しかったです!

馬籠宿の次に向かったのは妻籠宿です。

画像13

妻籠宿は中山道42番目、かつては中山道と伊那街道の分岐点にあり、交通の要衝として賑わいました。妻籠宿が岐阜県中津川市なのに対して、こちらは長野県木曽郡南木曽町に属しています。馬籠宿もかつては長野県木曽郡山口村に属していたそうです。

画像14

木曽名所の一つ「鯉岩」。「木曽名所図絵」には確かに鯉の形をした岩の絵が描かれているのですが、実物がこれ!

画像15

画像16

イラストは「木曽名所図絵」より。

画像17

身体が冷えてきたので、カフェで一服。

画像18

店内にはワンちゃん連れのお客さんがいらっしゃいました。

画像19

南木曽町博物館で歴史や生活を紹介していただいて、脇本陣や復元された妻籠宿本陣を見て帰りました。

今回は冬の旅でしたが、馬籠宿も妻籠宿もまた季節ごとに違った魅力を見せてくれるのでしょうね。今回の旅で、宿場町に興味を持ったので全国の色々なスポットを訪れてみたいなあと思いました。

そして最後におまけの奈良井宿。

翌日、黒姫に向かう途中で奈良井宿に小一時間立ち寄りました。中央本線は中津川から先が予想以上に少なかった上に、奈良井は特急ワイドビュー信濃が停車しないので、一本逃すと黒姫に着くのが3時間くらい遅れてしまいます。

画像20

素敵な外観の奈良井駅。

画像21

奈良井に興味を持ったのは大好きな鉄道系ユーチューバーさんの本で紹介されていたからです。

画像22

奈良井宿は、明治時代の道路改修の際に国道からはずされたので、宿場時代の町並みが現在までほぼ完全に保存されているそうです。

この日は月曜日だったのですが、お店が結構閉まっていてお目当てのカフェも休業してて残念でした。

画像23

まあ、静かに街並みを楽しめたし、小一時間程度の観光だったのでこれはこれでいいか、と思いました。次はもう少し季節を変えて時間をかけて歩いてみたいな、と思う場所でした。


画像24

電車の時間も迫っているので、慌ただしく開いているお店でお蕎麦をいただき(今度は温かいお蕎麦!)、奈良井駅に向かいます。

因みに奈良井駅、ICカードが使えないということを知りませんでした。この先もICOCA対応していないらしいですね。

この後、奈良井駅から塩尻駅まで各駅に乗った後、特急ワイドビュー信濃に乗り換えました。長野まではまだまだ雪国のイメージからはほど遠く、本当に雪降ってるの?と疑ったりしていましたが、目的地の黒姫に到着したら一面銀世界でした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?