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古民家で日本茶とひとり芝居をどうぞ。〈完〉

先週10月3日(日)にさいたま市のアルピーノ村ギャラリー樟楠にて
日本茶とお芝居のイベント【緑芝茶】を行いました。

アルピーノ村と私の関係についてはこちらもご覧ください。

背面の障子に彫り物があって、やわらかい光が注がれます。
いつもの日本茶喫茶の営業スタイルとは異なるアテンドと席の配置だったので
知らずにいらっしゃった方には驚かせてしまいました。
今回は少しだけ振り返ってみます。

企画への想い

今回は日本茶を飲みながら楽しんでいただけるように
肩肘はらずに見られる作品を目指しました。

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緑色のホーローのやかんが小道具。
骨董屋さんで見つけたやかんは、私の就職祝いの贈り物でもありました。
なんとその贈り主の方も見に来てくれて
すすだらけになったやかんを「いい感じになったね」と笑ってくれました。

そういう「もの」や「ひと」がつながっていく感じ

私はアルピーノのスタッフや、そこに来る方を通じて
たくさん、たくさん愛情を注いでいただきました。

だから今度は私がアルピーノで恩送りしたい。

まだまだ技術は未熟ですから、今回の企画の感想と反省を受けて
次にできることを探していきたいと思います。

ひとり芝居のテーマは「時間」

今回、ひとり芝居でやりたかったことの取り組みに
ミヒャエル・エンデの『モモ』を引用するということがありました。

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最近とくに「時間」への意識が変わってきていて

―私の1分間は幼いときのそれとは違うはずだ
―私の1分間は誰かさんのそれとは違うはずだ
―祖母の1分間は私のそれとは違うはずだ

といろいろ考えているうちに、お湯が沸く、という
なんか前進も後退もしない話をしました。

私の信頼する友人がばっちり作品について語ってくれているので
ぜひこちらを視聴してください。

あなたはお湯が沸くまでの間、なにをしていますか?
少しだけ聞いてみたいですね。

「絵は魔法のかがみ」ワークショップ

ひとり芝居のあと、みどり&YUKIの親子コンビが
久しぶりにリアルの場でワークショップを行いました。

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「絵は魔法のかがみ」についてはこちらをご覧ください。

オンラインならオンラインの難しさがあるのですが
リアルにはリアルの緊張感というものがあり
いろんなご指摘をいただきながら、冷や汗をだらだらとかいていました。

「気楽に楽しんでくださいね~」とは言ったものの
参加される方それぞれの背景を思えば
「もっと説明の仕方を替えた方がいいのではないか」
「質問の意図は伝わっているか」
参加者を目の前にして、私たち親子の頭に5周ぐらいする葛藤・・・

「作品に出会う」という根本の目標は達成されたので
またひとつ課題をいただいて、次なるステップを踏んでいけそうです。

アルピーノ村がやっぱり好き

とにもかくにも帰る時には、いつもこの結論に至ります。
気付いたら長居しちゃうのがアルピーノ。

ギャラリー樟楠では、展示期間中は畳のある座敷にも作品が並び
それはもう古民家ならではの、ぬくもりある空間に変わります。

お菓子屋さんの奥にある、あるぴいの銀花ギャラリーも展示を再開したようです。

ぜひさいたま新都心の近くにいらした際はアルピーノ村へお越しください。
レストランの予約を入れてなくても、お菓子を買わなくても
緑の中で涼んだり、ウェディングを眺めて幸せ分けてもらったり
もちろんギャラリーで作品を見たりしながら
あなたらしい時間を過ごしてもらいたいと思います。

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おまけ。2019年は挙式でお世話になりました。

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