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在宅勤務

 Marmoto君も無事に東京に戻ることができた。空港から自宅まで18kmを徒歩で帰宅する羽目になったが、それは次のノートに書くことにするPCR検査の結果も陰性で、あともう少しで2週間の自主隔離期間は終了です。2週間外出できないのは、運動不足になり、日々の楽しみは、おいしいごはんだけという状況になります。

 さて、以前からMarmoto君は家からテレワークをしていました。今回のコロナウィルス感染拡大防止のために、在宅勤務になったのは私、Marmotaです。つまり、我が家では二人がテレワーク状態になったわけです。Marmotaは通訳業と大学の非常勤教員ですが、4月の通訳の仕事はほぼ全滅してしまいました。大学の授業も4月は緊急事態宣言で学期の開始が延期になり、ありませんでした。5月からは授業も始まります。オンラインでのリモート通訳の依頼も入ってきました。二人が同じ狭い家でテレワークをすると、同時にオンライン会議とオンライン授業(やリモート通訳)にそれぞれ参加することになり、お互いの声が響き合うことになります。リモート通訳の場合、通訳者のマイクからMarmoto君の声が入るなどしては、クレームにつながってしまいます。

 というわけで、ゴールデンウィークは二人の仕事部屋を分けるために、寝室にもう一人の仕事スペースを作ったり、インターネットをイーサネットケーブルで引き込んだりする作業をすることになります。ゴールデンウィークは大掃除と模様替えに専念して、狭い家から二人がリモートワークをできるように試みます。夫婦二人でこれだけ大変なので、ここに大学生の子供がいてオンライン授業などを受けているとしたら、もう家庭はカオス状態でしょう。

Quien mucho abarca poco aprieta. (直訳:とても広く狙うものは握りしめるものが少ない 日本語の類似のことわざ→二兎を追う者は、一兎をも得ず)

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