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デジタル疲れ

 2月の後半から、大人数が集まる集会、研究会、講演会、学会は開催延期や中止になるか、ZOOMのような遠隔通信を用いて開催されることが増えた。Marmotaが主催する2月の後半の研究会もZOOMで開催した。3月後半になって、東京都では週末の外出自粛が要請され、4月6日には安倍首相が緊急事態宣言を発令し、東京都も対象になった。そうすると、Marmotaが非常勤で教えている大学もオンライン授業にシフトした。授業開始時期は1カ月から2カ月遅くなり、その間に、教員も学生側もオンライン授業の準備を整えるのだそうだ。オリンピック中止が決まってから、あたふたと非日常観が増していった。

 通訳業や通訳案内業に従事している仲間は、軒並み仕事はキャンセルされ、収入が限りなくゼロに近づいている。そこで、身近な通訳者に声をかけ、ZOOMでスペイン語通訳自習室を開いている。コロナ後の時代では、通訳業務もオンライン化していくことを見据え、ZOOMなどの遠隔会議ツールになれることと、私たち、仕事のなくなった通訳者たちが、朝起きて、人前に出られるように身だしなみを整える機会を得ること、そして、通訳スキルが落ちないように維持・向上させることとを目的にしている。

 この3週間ほどで、遠隔授業のために、オンラインツールとして、ZOOM, REMO、Google Meet, Google Classroom, Microsoft Teams、Jitsi、LINE Works、 Slack、LINE Works, Canvas, Edmon、などをインストールして、使い心地を調べてみた。最初はとても楽しかったのだが、最近は、デジタル疲れというのだろうか、疲弊してきた感がある。

 コロナは一気にデジタル化、オンライン化を進めたが、慣れるまでのストレス感、疲労感も急上昇中だ。

Con caballo cansado no irás a ningún lado. (馬が疲れていてはどこにも行けない)

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