Track5 インスタント宇宙論(音?)
この曲のタイトルが何故か「インスタント宇宙音」と出るらしい。インスタント宇宙論が正解なのだが、別にインスタント宇宙音でもいい。それくらいタイトルは適当に決めた。
実はこの曲、ほぼ1日で大元は完成している。曲の時間も短いけど、制作時間も短い。理由としては谷高のVocalが全面的に入っているから。
フーリンキャットマークの曲のキモは言うまでもなく鳴紗さんの憂いを帯びたどこか物悲しい雰囲気を醸し出しながらも可愛さを保っているアキシブ系にこれ以上ないくらい適した素晴らしいVocalの上に成り立っている。
なので谷高は曲を作る時、この曲は彼女に見合う曲なのか?聴かせて恥ずかしくない曲なのか?を念頭において作っている。鳴紗さんが歌うに相応しい曲が出来ないのならそれは納得いかないのでボツにしている。これはある意味真剣勝負である。それがたまらなく楽しくもあるしプレッシャーでもある。そんな緊張感の中フーリンキャットマークの楽曲制作は行われている。
そんなおかげで個人的にも満足の行く曲をこれまでも作り出せてきたし、フーリンキャットマークがここまで皆さんに応援されるようになったのも鳴紗さんの歌声の力というものは本当に大きい。
しかしだ!
これは野球に例えるなら常にバリー・ボンズと真っ向勝負している状態と同じなのだ!!
バリーボンズだ!MLB歴代最多本塁打記録のボンズだ!料理に例えるなら最上級A5ランクの神戸牛だし、大間のマグロの大トロなわけだ!
話は大きく逸れたが谷高がVocalを取る曲はいい意味でもそういうプレッシャーがなくめちゃくちゃ適当に作れるのだ。
適当という言葉を悪い意味で捉えてはいけない。それくらいの力で作った曲も普段とは違った雰囲気の曲になる。この楽曲はメインディッシュが続くフーリンキャットマークの重厚なラインナップにおける
「たこわさ」
だと思ってくれていい。居酒屋でたこわさが出てきてもみんな感動はしないけど何か物足りない…そんな気持ちになるだろう。
フーリン谷高曲の真髄はここにある。そして同時に鳴紗さんというVocalの偉大さを改めて感じさせてくれる、そんな事を書きながら思った次第である。
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