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Track6 アンドロメダは今何時(Remix Ver.)

この曲はアルバム「コンペイトウ」及びサブスク限定音源からのRemix曲であるが、今回のテーマがエイリアンと言うことで迷わずRemixして収録しようと決めた。個人的にとても好きな曲で250万光年ものスケールの距離感で某ピチカート・ファイヴの名曲

「東京は夜の7時、とてもさみしいあなたに会いたい~。」

をしている曲である。本曲の歌詞内では東京は夜9時となっていて2時間進んでいるのもまた乙である。

元アレンジでは割と相対性理論っぽいリズムを刻むペンタトニックな曲だけどRemix版では見事に「銀河系ディスコ」とも感じられるような4つ打ちダンスナンバーに仕上がっている。

この曲のミソというか全フーリンキャットマークの曲に言えることなんだけど語弊を恐れずに言うとVocal鳴紗の「絶妙なピッチのズレ」が非常に深い味わいを出している。

昨今のDTMではほぼ必須ツールであるピッチ補正ソフト(Melodyne、Auto-Tune等)これらの作業でジャストな音程に合わせる事は悪いことではない(音楽的にそうした方がいいなら勿論そうするべき。)

が!

事鳴紗さんのVocalに関しては自分はほぼ補正はかけない。

というか彼女の場合Melodyneをかけた方が逆に音楽的にイマイチになるケースが多いので音楽というのは全くもって奥が深いと感じるのである。

一般的にフラットする歌唱というのは音楽的に美しくない場合が多く、そこは直しましょう、となるケースが多いのだが、鳴紗さんの場合正解の音程より若干下がり目のピッチ、フラットに近い外し方をしていてもそれが音程的正解、周波数的正解を凌駕して聴こえるのだ。これは凄い事なのだ。例えばこの曲をガチガチに補正したらなんとも味気ないものになるだろう。

やや専門的な話になってしまったがこれは非常に高度な人間の感覚的な話になってきてジミ・ヘンドリックスの使うE7(#9)ジミヘンコードみたいなノリの話になってくるのだ!(ちょっと違うが。)

MIX前の音源でこれだけのクオリティのものを揃えてくる鳴紗さんの意識の高さには脱帽であるし、またとても誇らしくも感じる。こういう話はあまりした事がないが、Noteまでライナーノーツを見に来てくれるフーリンリスナーさん達が聞いたらちょっと喜ぶかな?と思って書いちゃいました。

ちなみにこの曲の元アレンジVer.はサブスクで絶賛配信中で一回聴いてもらえれば谷高に0.8円?位の収入が入るのでみんな、毎日10回聴こうぜ!

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