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Track3 僕たちのメシエカタログ

メシエカタログとはフランスの天文学者シャルル・メシエが18世紀にまとめた星雲・星団・銀河のカタログで実際に存在している。(最近知った。)なんか字面からしてオシャレじゃん!と思って直感的にタイトルを決めたのがこの曲。

Track2の土星のゆめであれだけ破滅的な感情を歌っておきながらこの曲は愛の意味を探すというとてもロマンチックかつ情熱的な楽曲に仕上がっている。宇宙に存在する物質のなんと96%がダークエネルギーとダークマターによって構成されているらしく、我々人類はこの宇宙の謎をまったくと言っていいほどまだ解明できていないのである。

僕は映画の「インターステラー」が好きで何回も観ているのだけど、あの映画のテーマは「愛」だとクリストファー・ノーランは語っています。(確か)宇宙の謎を解く鍵は愛であって、エイリアンは私達人類に愛をどう扱うことが出来るのか、遥か高次元で観察しているのです。これもインターステラーを観た人なら後半の展開と重なる部分があるとわかるでしょう。

とまあ無理やりこじつけましたが、谷高は宇宙の事が好きでよくそういう想像をしているので色々とそっち方面のイマジネーションが湧くんです。

楽曲自体は東京Q都がCymbalsの沖井節ならこの曲はまさにROUND TABLEを意識した北川節!どちらも渋谷系のレジェンドアーティストですが、楽曲のアプローチは全然違うように思います。

北川さんは天才的です。

「うっうーうっうー イエー ×2」(Let me be with you)

って言ってるだけであんな歴史的な名曲になってしまうんだから。そんなROUND TABLE節をフーリンは至る所にエッセンスとして取り入れています。このメシエカタログもそうですし、クリスタルミサイルなんかも正にそうですね。フーリンの楽曲は何かしらの渋谷系アーティストのインスパイアを受けているのが殆どなのでそれを探ってみるのも面白いかもしれませんね。

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