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ChatGPTに質問をする時のコツ(ドット絵の描き方)

質問力が問われるChatGPT

 人と人との会話でもそうですが、ChatGPTと人間の会話にもコツがあります。なるべく少ない質問で、欲しい回答を得たいものです。

 私は、ドット絵を描く方法をChatGPTに相談しました。

 ですが、宇宙飛行士姿のパンダ(上)の時は、聞き方が悪かったよで、全ての情報を得るまでに時間がかかりました。それに対しハートのドット絵(下)の時は、上手に聞けたようで、1回で欲しい回答を得ることができました。会話がスムーズに進んだので、修正までお願いしました。
 さて、この2つの質問の仕方にどのような違いがあったのでしょうか?

2つの質問を比較する

 宇宙飛行士姿のパンダの絵の時、まだ私もまだ質問に慣れていませんでした。以下のように質問しました。

 私としては、「宇宙飛行士の姿をしたパンダ」を知りません。そこで、どのマス目に何色を置けば、パンダの姿が描けるかを知りたかったのです。しかし、ChatGPTには、その質問の意図は伝わらなかったようです。
 「具体的にどの位置にどの色を〜」と書いてあります。これは私としては「具体的に聞いている」になりますが、ChatGPTにとっての具体的とは少しズレがあるようです。その証拠にChatGPTは、「32×32のキャンバスを用意し〜」と書いてあります。一度もドット絵を描いたことのない人なら、確かにこちらの方が具体的といえるでしょう。
 このように意図した回答を得ることができないと、再び質問を繰り返さなければなりません。それでは答えを得るのに時間がかかります。

 では次に、ハートのドット絵の描き方の質問を見てみましょう。

 こちらも、どのマス目にどの色を配置すればハートができかという趣旨で質問ですが。ただし、回答に書いて欲しい内容を「1行目:01, 01, 01…」と書きました。宇宙飛行士姿のパンダの時は4行ずつしか答えてくれなかったので、今回は「12行目まで」と最初に書いておきました。その結果、1回で回答を得ることに成功しました。
 ただ、これを描くとハートではなく実際には菱形になります。この後、菱形からハートにするための修正依頼を行うことにななります。(詳細はこちら
説明)

聞き方のポイント

 ChatGPTに質問する時のコツはいくつかあるでしょう。

あいまいな表現は使わない
・「具体的に教えて」といっても、あなたのイメージしている通りに回答は返ってこないかもしれない。あなたとChatGPTの「具体的」の視点が異なる場合も
ある(ChatGPTに限らず人間との会話でもそうだろう)

どのような回答が欲しいのか、事例を挙げて書く
・「このように表示して欲しい」という事例を明確に示す
・質問だけ書いたら満足するのではなく、「こういう回答が欲しい」ということも明確にする

答えが得られない場合は、繰り返し聞く
・「答えがズレている」と思う場合は、欲しい答えが得られるまで繰り返し聞く
(ChatGPTは、繰り返し聞いても人間のように不機嫌になることはない)

 ChatGPTにどう聞くかで、得られる回答の質は全く異なります。質の高い回答を求めるなら、人間は質問する力を養うべきでしょう。

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