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ChatGPTを"コンサル的"に活用する〜喫茶店編〜

地元の人の憩いの場である喫茶店。夫婦で営むことともできます。しかし突然大手チェーン店のカフェが近所にできたら大変。既存のお客様はメニューが豊富なカフェに行ってしまい、その結果、売上が大幅に減ることも。
今回は、このようなご夫婦が売上を回復するためにChatGPTに質問する場面を想定しました。

今回のお悩み

(架空の企業のお話です)

<企業名>
・ABC喫茶

<ビジネス内容>
・夫婦で営んでいる喫茶店(ランチと喫茶)
・10時〜18時営業
・ランチのトンカツ定食が人気(毎日30食限定)

<現状の問題点>
・近所に大手チェーンのカフェができ、ドリンクメニューの7割の売り上げが減少した。
 <大手チェーンのカフェの情報>
   - 営業時間:7時〜21時
   - 食事:朝食、ランチ、軽食
   - ドリンクメニュー:豊富
   - 形式:イートイン・テイクアウトに対応

<解決したい問題と予算>
・減った売上を回復したい。ただし、私たち夫婦でできることで対応したい。
・顧客層は高齢者が多いため、SNSなどの利用はない。中にはスマホを持たないお客様もいる。
・高齢者は、1杯のコーヒーで2〜3時間いる。混雑している日は、他のお客様を断ることになるので、これをやめたい。
・販売促進に使えるお金は20,000円程度。

 このような悩みのある企業は、どのようなことをChatGPTに相談すればいいのでしょうか。

質問事例

 2つの質問方法を事例に取り上げてみましょう。質問例1と質問例2のどちらがいい質問だと思いますか?

<質問例1>
私は、夫婦で喫茶店を営んでいる。最近、近所に全国チェーンのカフェができた。若い子や新しい情報に敏感な人たちは、そちらに行くようになった。その結果、うちの店の売り上げは激減した。 私の店では、ランチのトンカツが人気である。ライバルのカフェのメニューにトンカツはないので、このお客様だけは変わらず来てくれている。だが、ランチ後にコーヒーを飲みに来てくれるお客様は激減した。 なんとかして激減した分の売り上げを戻したいのですが、どうすればいいでしょうか。

<質問例2>
私は、夫婦で喫茶店を営んでいます。オープンは10時、18時に閉店します。主な売り上げはランチと喫茶(ドリンク)です。ランチはトンカツ定食が人気で、毎日30食限定で提供していますが、完売しています。喫茶はコーヒーが美味しいということで評判です。
最近、近所に全国チェーンのコーヒーショップができました。そこは朝7時から夜21時までやっており、朝食、ランチ、そして軽食を出しています。ドリンクメニューも豊富です。私の店ではコーヒーというと、コーヒー、カフェオレ、アメリカンしかありませんが、その店では私の店で取り扱っているものはもちろん、他にもカフェラテ、カフェモカなどもあります。紅茶も私の店はホットティーとアイスティーしか扱っていませんが、ライバルのお店は、アップルティーやダージリンティーなど様々な種類を取り扱っています。
私の店はイートインしか対応していませんが、ライバルの店はイートインとテイクアウトに対応しています。値段も全体的にライバル店の方が安いです。私の店で提供するドリンクの量は、ライバル店のスモールサイズに該当しますが、金額はライバル店のラージサイズと同じです。
私の店からライバルの店までは50mほどしか離れていません。だから若い人たちはライバル店の方に行きます。私の店に来る人は、ランチのトンカツ狙いの人と、新しいものに馴染めない高齢のお客様のみです。売り上げの状況を見ると、ランチに関してはほぼ変わらずですが、喫茶、つまりドリンクメニューの売り上げが7割減になってしまいました。
売り上げを回復したいと思います。ランチのトンカツ定食が人気なので、30食から50食に増やそうかとも思ったのですが、そうすると私の店の客席数ではランチタイムに賄いきれません。それに夫婦で50食は時間的にも難しいものです。 そこでご相談なのですが、以下の条件で売り上げを増やすいい案を教えていただけませんか。
・私たち夫婦でできる範囲のもので売り上げを回復したい。
・広告宣伝にかけることができる費用は20000円ほど。
・高齢者が多く住む地域で、住民の半分はSNSの利用はしていない。中にはスマホを持っていない人もいる。
・高齢者は友達とおしゃべりする場として、うちの喫茶店に来る。多く人はコーヒー1杯で2〜3時間いる。店が暇な日ならいいが、混雑している日だと他のお客様を断ることになってしまう。これは困っている点でもある。
・ランチのトンカツは男性に人気。男女比でいうと男性9、女性1くらい。

 どちらの方がいい質問でしたか? 
 質問例1は、問題点の概要は記されていますが、詳細は明確にされていません。店の規模はなんとなくわかるが、問題点が詳しくわかりません。それに対し質問例2は、問題点が具体的に記されています。かなり細かい部分まで記載されていますね。具体的な数字はもちろんのこと、自分たちにできること・できないことも記されています。
 それではそれぞれ、ChatGPTがどのように回答したのか見ていきましょう。

ChatGTPの回答

 質問例1のやり取りは、以下の通りです。

 「夫婦で喫茶店を営んでいる」と買いてあるので、大手企業向けのような提案はありませんが、しかし具体的問題点を示さなかったために、希望していた回答とは異なる内容がきたものです。例えば現在のお客様の年齢層が高齢者であるために、SNSの活用などについてもお店では考えがあるわけですが、それを質問事項に踏まえていないため、必要のない回答がきています。

 では次に、質問例2を見てみましょう。

 こちらは質問事項をまとめてあるので、それぞれに対し的確な回答が得られています。メニューの拡充をはじめ、予算内で売上を増やすための具体策が詳しく書かれています
 ChatGPTは、高齢者に向けて手厚いサービスを提供するように示していますね。お店としては長くお店にいる高齢者に早く帰ってももらいたいものですが、常連である高齢者向けのサービスを手厚くして、より多くの方に利用してもらうというの一つのアイデアかもしれません。これはお店により判断が分かれるところではないでしょうか。

 もし別の案が欲しければ、さらに質問するといいでしょう。ChatGPTは、何度でも快く回答してくれます。

*ご注意ください*
・本件は、ChatGTPの質問事例をご紹介するコンテンツであり、ビジネスコンサルを目的としたものではありません。みなさんのビジネスの改善については、本コンテツを参考にするのではなく、ChatGTPに直接お尋ねください。
・ChatGTPは、古い情報を参照している場合もあります。また誤った回答をすることもあります。戦略を実行する前に、必ず最新の情報と照らし合わせて、戦略を取るか否かご判断ください。
・ChatGTPの表示した結論に対して(事実と異なるなど)、責任は負いません。
・この情報はコンテンツ作成時のものです。

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