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新しい行動の判断はやはり知覚の結びつき?

最近、行動分析学を主として人が取る”新しい”行動について考えていますが、やはり既知の行動だけでなく未知の行動にも行動随伴性の基本4パターンが適用できそうなのと、未知の行動をどのように人は判断して「好子」なり「嫌子」なりを想像しているかについては、「知覚の結びつき」を利用しているというのが今現在の私の解釈です。

なぜかと言うと、
まず「未知の行動にも随伴性の基本4パターンが適用される」について、
人が何かを行動する際に、既に行った行動からしか判断できないとなると、新しい行動はできないことになってしまいます。
また、新しい行動をすべて行うことで一つ一つの行動にポジなのかネガなのかの評価を行っているのであれば、多くのカロリーを要しますし、もしかしたらその新しい行動で死に至ってしまう危険性もあります。よって、脳の省エネ本能と生存本能から新しい行動は何かしらを想像し、その想像上の知覚をもって判断していると言うのが妥当と言えます。
そして、その想像には現在植え付けられている知覚の結びつきを利用していると考えられます。

新しいラーメン店に行くという例で説明してみましょう。
ちょうど最寄り駅に新しいラーメン店ができて、無性に行きたくなり足を運んだという実例があったので使えるかと思います。
また、「知覚の結びつき」をマーケティング心理学の「文脈効果」と「クレショフ効果」を使って考えてみます。

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文脈効果とは、前後の文脈や周辺の環境の違いであるモノのイメージを変える効果を言います。
クレショフ効果とは、無関係な写真同士でも隣り合っていれば結びつけてしまう効果です。
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これを利用して、未知のモノに対しても好子であると脳が錯覚させられます。

では、実際の私の心理変容を説明すると、
新たにできたラーメン店について「都内の人気有名店で長年修行していた人が開いた店」という触れ込みがまずありました。
都内の人気有名店=きっと美味しい=新しいお店と結びつきによって”想像上の知覚”が出現します。(文脈効果)

次に、「目の前を車で通り過ぎたときに数人がオープン待ちをしていた」ことで、人が待つ=美味しい=新しいお店と、美味しいという知覚が更にプラスされます。

で、「ネットで調べるとラーメンライターがそのお店に訪れてポジティブな記事を残している」のを見て、さらに想像上の知覚にプラス評価が追加され、
そのお店に行ったことはないにも関わらず「美味しいお店」と脳が錯覚します。
そして快楽物質が分泌され、そのお店に行くことできっと好子が得られるという随伴性が発動したわけです。

実際に期待以上に美味しく、すでにリピーターと化しています。(これは既知の行動)

今回はラーメンで例えて見ましたが、他の未知の行動でもこんな感じなのではないかと思います。

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