自分と似た人に共同体を感じる心理

人は自分と似た人に対して同じグループであることと、その人の考え方を信じたいと思う心理があります。心理学用語では社会的証明と言います。

仕事をしていて同郷や同じエリアに住んでいる人に対して親近感を持ったり、○○大学OB会といったものをつくりたがるのはこの心理が影響しているからです。
そして、意識的な共同体を頭の中で持つと、その人の考えを取り入れたくなったり、その人が言っていることを信じやすくなります。

では、自分と似た人というのはどういった人でしょうか?

一番近い人は親であり兄弟などの肉親になります。なにせ遺伝子的につながっているからです。そこから親戚だったり同じエリアに住んでいたりと幅は広がっていき、最後は同じ国民ということになっていくかと思います。

さて、この話に関連しますが、現在開催されている東京オリンピックにおいて、海外国籍であるものの日本人の血をひいていたりする人に対して、共同体意識を感じたりしませんか?

また、同じ日本国籍であっても黒人の血が入っている人と白人の血が入っている人に対して同じハーフとしても共同体意識に差はないでしょうか?

つまり、血というものは共同体意識にはとても重要で、血においても自分が近いとするところから離れれば離れるほど共同体意識は薄くなっていくということにつながると思います。

今日は、共同体意識に血は大きな影響を持っている。という話。

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