アイデンティティを表すコストはビジネスのセグメントでも恋愛でも使える

前回の記事で、その人のアイデンティティは支払うコストによって見えてくると話しましたが、例えば自分の趣味で置き換えた場合、仮に私とどの趣味にどっぷり使っているAくん。そして趣味としてはやっているもののそこまでハマっていないBくんがいたとします。

3者に「趣味はなんですか?」と興味関心レベルで聞いた場合には3者ともその趣味を上げることになると思います。この段階では3者は横一線。

しかし、その趣味に対してどのくらいの金額を支払っているのか?時間を費やしているのか?といったことを聞いた場合には、3者のレベルは異なってきます。
おそらくこの中ではBくんの関与度が最も低くなる。

で、Bくんに対して他の趣味で費やしているコストを聞いた場合、Bくんの中で各趣味が締める割合がでてきて、その人を形成している関与度が「コスト」の視点で明らかになります。

これは、ビジネスにおけるターゲットセグメントでも使うことができますし、恋愛などで相手が何を大切にしているかで、今後ライフパートナーにするか否かの判断もできるのではないかと思っています。
よく、結婚したあとに価値観が違うという理由で別れるケースがあると思いますが、結婚前にその人がどのようなことにコストを支払っているのかを見極めることでこのような結果にはならないように思えてきます。

結婚する条件は、収入などの入ってくるものを見るのではなくて、どのようなものに時間・お金・肉体・精神・社会的コストを払っているのかが大事に思えます。

・ファッションや肉体美にコストを支払っている人は、もしかすると対異性によく思われたいというアイデンティティが多く占めているのかもしれません。
・仕事や趣味に没頭している人は自分磨きにベクトルが向いているのかもしれません。

このような視点で見ると、その人の本質というものがおぼろげながら見えてくるかと思います。

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