価値(バリュー)のある意思決定の仕方
組織の戦略的な意思決定をする会議に参加していると、色んな意見が飛び交っています。大きなことであったり、小さなことであったり。
どんな組織も課題のない組織というのはありませんから、重要度に関わらず大小さまざまな議論が繰り広げられます。
そういったことは仕方のないことですが、大事なのはその中からどのテーマを解決していくのが会社の成長につながるかを決めることです。
よく目にするのが、結構どうでもよいこと(成長につながらないこと)を永遠と議論している風景。これでは価値のある行動というのは取ることができません。
価値(バリュー)のある行動というのは、それが解決することによって世の中や組織に大きなインパクトを与えられる行動のことを指します。
そして、これを見極めるのが、イシューと供給能力の質の2視点です。
イシューとは、解決すべき未解決事象のことで、イシュー度が高ければ高いほどそれが解決した時に大きな成果を残すことができます。
供給能力の質とは、そのイシューを解決するための自社の供給能力のことです。
この2つで大事なのはイシュー度で、イシュー度が高くなければいくら供給能力が高くても成果は生み出すことができません。
仮に、イシュー度がかなり高いけれども、供給能力が高められないものに関してはその議論は絵にかいた餅になってしまいます。
よって、イシュー度が高く供給能力も高い(もしくは高めることができる)ものが価値のあるテーマの決定となります。
会議の時間配分も、イシュー度によって高いものに7割、低いものに3割り程度割くように心がけましょう。
今日は、価値のある行動というのは、イシュー度と供給能力の質の2つで決まる。という話。
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