リーセンシー効果 最後に見たものを選択する

広告の効果は認知度を上げて、氷山の一角として顕在化している需要を拡大するということに加えて、リーセンシー効果というものがあります。

人は、直前で見たものの優先度を高くする修正があるため、何か物を購入しようとした時にその直前で見た情報を優先的に選んでしまうわけです。

そのリーセンシー効果を発揮する手段として広告があるわけです。

商品が市場に投入されて間もないときは、テレビCMなどのマスメディアを実施することで、購買率も向上するわけですが、時間が立つにつれてその効果がだんだんと薄れてきます。これは、ある意味その商品をカテゴリ内で選ぶ上で知覚的に優位に立つポジションを得たのか、もしくは習慣化されたということになるため、CMが効かなくなったというだけではなく、企業側としてはそのポジションを獲得するようになったとポジティブに解釈することもできるわけです。

マーケティングで市場調査をしていると、購買率というのは認知度に概ね連動します。認知度を需要喚起も含めて視覚・聴覚に訴える形でテレビCMを実施するといことは理にかなっているわけなのです。

今日は、リーセンシー効果という視点でもマス広告は有効。という話。

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