自由と秩序はトレードオフの関係にある

「自由」という言葉はポジティブワードとして、よく利用されていますが、
自由が必ずしも良いとは言えません。
自由すぎる体制にしてしまうと、秩序というものが失われルール無用のカオス状態になっていってしまうので、ある意味「自由」と「秩序」はトレードオフの関係にあると思います。

自由を追求すると強者が弱者を倒しつづける事になってしまうので、秩序のバランスが崩れていってしまいます。
水族館をイメージするとわかりやすいと思いますが、サメエリアと小魚エリアにある仕切りを取り外すとどうなるでしょうか?サメが小魚を駆逐することになることは容易に想像することができるかと思います。
ビジネスも同じで新自由主義で推し進められた規制緩和によって、強者が弱者を駆逐することで、少数の強者が多数の所得をえるような形で格差が拡大していき、消費がなかなかできない低所得者の割合が高まることで、世の中の秩序というものが乱れていっていきます。

自由という言葉はポジティブなイメージが強く印象づけられているので、逆に注意が必要で、自由自由とつきつめていくと無秩序の世の中に向かっていってしまうことに繋がります。

今日は、自由と秩序はトレードオフ。という話。

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