バリアは情報に対しても、語り手の商品に対しても抱いている
マーケティングにおけるコミュニケーションの第一ステップは、その内容が「自分にとって関係がある」と認識してもらうところからスタートします。
この情報が溢れかえっている時代、すべての情報を処理するには大きなカロリーがかかるため、脳のカロリーセーブの本能が情報に対してバリアを常に張っています。とはいえ、すべての情報を遮断してしまうとこれまた成長することを妨げてしまうため、バリアを張っている中でも自分にとって有益と思える情報にのみバリアを解除するわけです。
よって「自分にとって関係がある」関係性の強調がまずは大事なわけです。
で、この「自分にとって関係がある」には、「情報」と「語り手」2つの要素が存在し、どちらの視点からも関係性を強調してバリアを解除しなければなりません。
「情報」とは自分にとって関係のある情報、「語り手」とは話している人であったり商品が自分にとって関係があるかになります。自分にとって近い感覚を持った人であるか?(同じ集合体に属しているか?)、信頼のおける人・商品であるかがここでは重要になります。
情報に接触していない商品を店頭で見た場合にその商品に着目しないのは、その商品が「語り手」の視点で自分との関係性や信頼性が満たされていないためバリアを張っているためです。
単純接触効果と言われますが、商品の情報を3回以上接触することによって、記憶に残り、人は記憶に残ったもの(残したもの)を信頼性があると錯覚するようにできているため、広告やPRなどを使って1人のユーザーに何回も接触させることは有効なわけです。
今日は、コミュニケーションの第一ステップとしての、バリアの解除についてお話させていただきました。
では。
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