期待を寄せられると人のモチベーションはブーストする

「人は褒めて伸ばす」「褒める技術」などコーチングやコミュニケーションにおいて「褒める」というキーワードに多く接すると思います。
この褒めるという行為は非常に強いパワーをもっていて、心理的にはピグマリオン効果とうものが働いています。

先日、知り合いのお店に久しぶりに足を運んだのですが、その方の息子さんが独学で有名私立大学に昨年合格したとこのこと。塾にも行かずに難関大学に合格するなんてすごいと思い、「もしかしてDNAですか?」「いやいやそれはない。」なんて談笑をしていたのですが、こっそりとその方は「褒めることだよ」とおっしゃっていました。
なんでも、その方の息子さんが高校生活を送っていたときに、周りから「頭がいいね」などと褒められたことがきっかけで、そこから学習に対してモチベーションが高まり、独学で難関大学入学ということにも結びついたそうです。

私自身、子育てをしていて思うのが、何気なく子供が作った作品に対して「この作品好きだな。」といった事をいったことがきっかけで、今でも時間があれば工作を自主的にしています。

これ、心理的にはどういうことかと言うと、ピグマリオン効果という期待効果が働いていて、人は自分自身の生活が豊かになることを大切にしていますが、もう一方では社会的なつながりというか、コミュニティへの貢献というものに自分が寄与していることが大きな好子となります。
だれでも、自分のスキルが上がればそれで人生良しと思っているわけではなくて、周りの環境に適用できているかとか、周りから認められているかとか、周りに貢献できているかというのもとっても重要視しているわけです。

よって、周りからの期待値が感じられるように褒められると、そのときに行った行動が今後強化されていくわけです。

これは本能レベルの欲求になるので、仮に歌を歌うことにあまり興味がなくても、周りから「声いいね。結構聞いていたくなる歌声って思っちゃった。」なんて言われると、歌を歌うという行動を今後強化するベクトルが働いてしまいます。(なんとなくわかりますよね?)

ただ単に「褒める」ということだけを心がけることよりも、その裏にある心理も踏まえて考えてみると同じ褒める行動も異なってくるので参考にしてみてください。

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