丁寧・迅速は特長になりえるのか?

「うちはお客様に対して丁寧・迅速に対応します」という言葉は、競争優位には立てないのではないか?と思っています。

それはなぜかと言うと、マーケティングファネルとして、
きっと生活向上を実現してくれるに違いない(確信)→購買行動→評価の流れで、顧客が丁寧・迅速を実感できるのが契約(購買行動)の後でしかできないためです。
そして、もしかしたら契約後に不満足な対応に終わるかもしれないというリスクがあるため、この丁寧・迅速には契約前段階において不確からしさが多分に存在します。
比較する上で「値引き」を考えてみましょう。
購買行動前でそのメリットが享受できることが確定しているので、「値引き」と「迅速・丁寧」は値引きに軍配が上がります。

つまり、何が言いたいかと言うと、
顧客目線に経ったときの購買行動前の最適選択については、
「購買行動前に確定しているメリット」>「購買行動前に未確定のメリット」
ということが言えるため、「迅速・丁寧」というものに関しては競争優位に立つ特長になることはできません。

競争優位の再構築が必要になってきます。

今日は、迅速・丁寧は多分に不確定要素をはらむため、競争優位になりえない。という話。


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