怒り方に気をつけよう。相手の行動が減速する心理

上司に怒られた。子供を叱る。など人は怒る側にも立ちますし、怒られる側にも立ちます。

もし、自分が上司や親であった場合、その怒り方ひとつで部下や子供の行動が受動的になっていってしまうケースがあるので注意が必要です。

行動分析学では、行動を弱める型として、
嫌子出現の弱化
というものがあります。

何かの行動の後に、怒られるという嫌なことが発生するとその直前でした行動が弱まるというものです。

イライラして部下や子供を怒ることが続くと、
部下や上司は怒られるという嫌子が出現するため、上司と話したり親に話したりする行動を弱め、部下であれば指示待ち人間、子供であれば大人しいといった受動的な人間になっていってしまいます。

怒る側としては、その行動を改めて欲しいと思ってしているのでしょうが、弱化はそれ以外にも副作用があり、部下であれば上司に対して反感の念を抱く形になり人間関係が崩壊していきます。

短期的にはうまく解決できたと思っても、長期的には副作用が待っている危ない薬と同じわけです。

自分が怒る側に回った際には気をつけましょう。

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