クジをやりたくなる本質

宝くじに始まり、地域のイベントや幼稚園の催し物までクジの周りには人が集まります。

なぜ、ヒトはクジに惹きつけられるのか?

それはヒトの本質のいくつかをついているように思えます。

まずは、脳の楽したい本能。
ヒトは今の生活をより良くしたいと思う欲求があるのと同時に、それを手に入れるコストをなるべく抑えたいという本能があります。
クジには魅力的な賞品が並べられ、小銭程度のお金でそれを手に入れられるかもしれないという妄想が行動を掻き立てるわけです。
よくよく考えれば、クジが当たる期待値と支払う金額は損になるのに、そんなことはお構いなし。
ヒトは理性ではなく感情で行動するのです。

もう一つは、クジによってドキドキワクワクした経験。
過去にそのような体験をしたことが知覚に植え付けられており、クジと聞いただけで、そのワクワクドキドキの感覚が呼び起こされて、買え買えと指令を出すわけです。
これはクジのブランディングです。

あとはみんながやっているからという、社会的に同調する効果とか希少性の法則でしょうか。

クジをひくという行動は、それをやらなければ何かを失う類のものではありません。

しかし、本能を刺激する要素が幾重にも組み合わさっているので、ヒトはクジに魅力するのだと思います。


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