品質が良ければ選ばれるわけではない

前回のエントリーで、他よりも選ばれるブランドは、他よりも生活向上が描かれることが最も大事と記載しましたが、実際に最適選択をするのには、それだけだと足りません。

需要と供給のバランスで決めているのです。

質の良さ、生活向上が描けるといった前回までのエントリーは需要面。もし、それを手に入れることによって行動コストを全く払わないのであれば需要面のみで決定します。
何かを得るには、何かを差し出しているわけなんですよね。この何かを差し出すことを供給面と呼んだ時にこのバランスによって、人は行動を決定するのです。

トヨタがベンツよりも販売台数が多いのは、その需要と供給のバランスを良しとしているパイが大きいから。

銀座の寿司屋よりもスシローの一店舗あたりの顧客数が多いのはそのバランスを良しとするパイが大きいから

遠くの激安スーパーよりも、近場のスーパーに普段行くのはそのバランスを良しとしているから。

マーケティングとは、この需給バランスの最適化によって最適選択者のパイを増やすといっても過言ではありません。

今日は、需要面だけじゃないよ、供給面とのバランスで人は行動を決定する。という話。

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