レトリックで人を錯覚させる人の常套手段
ビジネスでレトリックを多用し、正しくない方に導こうとする人には注意が必要です。
ビジネスの目的は利益を最大化すること。
一見当たり前に思えることですが、日々の意思決定でなんでこんな手法を取るんだ?と思ってしまうことは日常で多々あります。
暗黙の了解で皆がAという方向に向かうことを共通認識としているグループがあるとします。しかし、ある人がBという方向に持っていきたいがために、レトリックを使いBに向かうことの有用性を説いたりしてきます。そのレトリックがなんだか納得感があるとそのグループは本来ならばAに結びつけなければならない意思決定をするべきはずなのに、Bに向かうための意思決定をしてしまうことは多々あります。
これはそのグループの人達がリテラシーが低いとかそういうことでは有りません。
人はそのように目先のことを重視してしまうのと、納得感があることに正しいと思ってしまう本能を持ち合わせているからです。
で、体外がその間違った意思決定をして行動をすることになっても、後々なんでこんなことをやっているんだろう。と疑問に思ってしまう。
そして、何かを変えることにはエネルギーが必要で、そのカロリーを消費したいくないがために、その間違った行動を正すことなく惰性でその行動を取ってしまいます。
こんなことは多々あるのではないでしょうか?
レトリックに騙されることなく正しい判断をする場合のコツとしては、
その意思決定はビジョンにつながるものなのか?
ビジョンとBを比較したときに、Bを優先するべきなのか?
の2点を問うことでほとんど解決することができます。
(解決というよりも間違った判断をしないという方が正しいですね)
今日は、レトリックによる錯覚で間違った判断をしないためには、ビジョンに結びつくか、ビジョンよりもその判断を優先するということなのか?を問おう。という話。
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