大衆を動かすときにまずは大事にしたい視点

商品・サービスを売りたいと思って、その商品・サービスが持つ機能やメリットをいきなり伝えても多くの人は動きません。
せいぜい動くとすると、その需要が顕在化していてその解決策としてその機能・メリットがバッチリハマった人は動くかもしれませんが、マジョリティはそもそもそれを手に入れる必要性を感じていないもしくは情報遮断状態から変わっていないため素通りしてしまいます。(ふーんってな感じです)

そこで、ファーストステップして重要なのは、「あなたの生活が好転することに関係があることなんですよ。」と伝えることになります。エンジンが掛かっていない車を目的地に誘導することが不可能なことのように、人も心のエンジンが掛かるところから行動がスタートします。

例えば、サーフィンで小波用の板を売るマーケターだとして、
・この板は浮力があって・・・
なんていきなり板の機能面を伝えてもダメなんです。小波用の板をちょうど探している人にはもしかすると候補に入れてくれるかもしれませんが、そもそも小波用の板がなんとなくあった方がよいかもと需要が顕在化していない人はその言葉を聞いても見向きもしません。

・せっかく海にいっても波が小さくてパワーがなくて「外した!」と満足できなかった経験はありませんか?でも中にはそんなパワーのない日でも一歩沖からテイクオフしてやたらと乗っている人って見かけたことありませんか?
そういう人ってプアーなコンディションでも満足した一日を過ごせているんです
せっかくの休みなんだからコンディションを気にせずに満足したくありませんか?
「誰よりも多くの本数乗れる」「プアーコンディションでも普段と同等の満足感が得られる」人になりたくないですか?

と、伝えることです。

今わたしが話していることは、あなたの人生が好転することに関係しているんですよ。からスタートすることで、多くの人の心のエンジンがそこで始動するわけです。

この小波用の板に関しては、「浮力が高くて・・」「レールが熱くて・・」「テイクオフが早くて」を売るのではなく、解決したいことである「プアーコンディションでも誰よりも楽しめる」という潜在的な解決したいことを売るわけです。

このミッションというか、WHATというかJOBというか、人が解決したいと思うことの発見がマーケティングとして最も重要で、スキルの差が大きく出る醍醐味的なものになります。

では。

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