意外と先は読めないもの。でも知ると損失回避が働く。

人の行動目的は生活を豊かにすることにあります。
現状よりも上に上がるか、下がり続ける現状をストップするか。
この2つに集約されます。

そして、優先順位としては目の前にあること>未来。という形で先のことをイメージするのが苦手な特性も持っています。
苦手というよりも、不確実性のある未来を基準に行動の意思決定をしていたら、目の前の現象に対応できずに存在が危ぶまれてしまうから目の前を優先にするといったほうが正しいのかもしれません。

未来についてはそこまで意識した行動の意思決定をしなくても、もしかしたら・・といった形で先の未来について提示されると、それも加味して意思決定をすることになります。

そして、プラスに働くよりもマイナスに働くということを特に意識するので、未来に対してプラスに働くよとつたえても簡単に我慢ができてしまうけれども、マイナスが発生するかもしれないよと伝えられると損失回避が働き、現在の行動の意思決定に未来の損失回避を加味して考えるようになります。

先のエントリーで述べた自動車の3列シートの話もそうですね。

今、新型コロナの感染が拡大していますが、前に比べて身近にコロナになった人が増えてきた感じがしています。より一層自分ごととして捉えるようになってきたのですが、友人と遊ぶ際にもその意識は影響していて、一緒に釣りなどに行った場合でも、その後の会食などの行動は控えるようになりました。

今まではあまりイメージできなかった、会食することによってコロナになってしまう(コロナをうつしてしまう)といった損失をイメージすることで、それを回避する行動に移るわけです。

今日は、未来をイメージして行動を変えてもらうには損失回避のような強いイメージが必要。という話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?