ビジョンと役割（2/2）

マーケターとして組織やプロジェクトを運用する場合、ビジョンと役割の提示が大切であると思います。

シンプルだけど、意外とできていないこの2つ。どちらも欠けると思ったように組織は動いていきません。

前回の記事でビジョンの大切さを説明しましたが、どんなによいビジョンが策定できたとしてもそれが組織に浸透していかないと額に飾られただけのものになってしまいます。（結構ありますよね）

で、どのように浸透していくかというと、ビジョンを浸透させるようにリーダーが絶えず声をだしていく形ではうまくいかないケースがあります。
組織・プロジェクトに参加する人は必ずしもリーダーと同じ目的を持っているわけではなく、個々人の目的を少なからず持っているからです。
極端に言えば、その個々人の目的の方を主としていると思ってしまったほうが良い。

その解決方法としては、各セクションの責任者に役割を提示することとなります。

「あなたのセクションとしてはこういったことを期待しています。各報告はその期待している○○について報告してほしい。」と。

こうすることで、伝えられた人にはある意味責任が発生するので、毎回の報告もそのビジョンに沿った動きの報告になるため、思った通りの流れになっていくという期待を持つことができます。

今日は、ビジョンだけでは不十分、役割の大切さ。という話。