行動を決定するのは便益とコストを天秤に掛ける

前回のモバイルバッテリー購入心理の続きになるのですが、口コミを通して購買行動を確定したのですが、実は候補にあった商品を口コミの内容で除外しています。

マーケティングファネル上で「この商品によってきっと○○できるに違いない」というステップが購買行動決定を確定するものになるのですが、このステップにおいて人は無意識のうちに、便益とコストと天秤にかけています。

今回のモバイルバッテリーを私が購入したことを思い返すと、便益というのは壊れてしまったモバイルバッテリーの代替で、困ったときに機器を問題なく充電できることにあります。

コストというのは、金額面のコストの他に、買ってすぐ壊れてしまったらどうしよう。とか、不具合が出てしまったらどうしようといった心理的コストも入ります。

で、口コミで「○○ブランドは期待していたのに、全然充電がされなかった。さようなら○○ブランド」なんてものを見た日には、その商品を購入することによるコストが一気に高まります。
そして、リテラシーが低いとそれらクチコミに対する信憑性もわからないし、正しいのか間違っているのかを解釈するスキルもないために、内容を鵜呑みにするしかありません。

そのジャンルが大衆に対して、理解が簡単に進まないものであればあるほど、クチコミであったりの第三者評価というのは重要度を増していく形になります。

今日は、無意識に生活向上をイメージする上で、便益とコストを天秤にかけている。という話。

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