名前で失敗している例

たまーに、「これ。名前でちょっと失敗しているよね。」と思う商品を見かけます。

コンセプトはよいのに名前がそれに伴っていないため、商品に対する需要喚起に下げ圧力が発生している形です。

趣味のサーフィンの例で申し訳ないのですが、
サーフボードの有名なブランドにチャネルアイランズというものがあります。

そのブランドのヒット作でNewFlyerというものがあるのですが、その数年後に出したモデルがOGFlyer。OGはオリジナルの意味です。

サーフボードを追加で買う人の需要というのは、今のレベルよりもUPしたいというがほとんどだと思います。
そのビジョンを成し遂げたいけどもそうではない現実があり、それでも達成するための道筋の一つとして道具としてボードを採用するわけです。

つまりは、ニューボードを採用することの行動動機はレベルUPになります。

年々進化しているサーフボードなので、新しいボードというのは最新の技術が組み込まれているという前提があるのですが、このOGFlyerのOGの意味がオリジナルということを聞いてしまうと、「え?昔の技術なの?」とOG=旧技術と結びつけてしまい、需要喚起の後押しになりません。

ちゃんとコンセプトを確認すると、とても発展したコンセプトを持っているのに、イメージ→論理的理解という心理ステップを踏むとなると、このイメージでストップしてしまっていると思います。

今日は、名前は顧客が成し遂げたい需要の手段でないといけない。という話。

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