緊張するしないを随伴性で捉えてみる

先日、次男の運動会が行われ、公言通り徒競走で1位を取り約束していたおもちゃをゲットして喜んでいました。

長男と私は緊張するという点において結構似ていて、大会などになるとあまり能力を発揮できないタイプです。
しかし、次男の方はまだ幼稚園ということもあってか、緊張している感じもせず、見事本番で能力を発揮できてしまうタイプです。

幼稚園の運動会当日に、長男が次男に「緊張しているでしょ?」と聞いたところ、次男から「緊張してないよ。勝ったらおもちゃもらえるんだよ」と微塵にも失敗することを考えていない様子。

長男と「うらやましいね~。どうしたら緊張しないのか教えて欲しいもんだよね。」と話していました。

今回は、緊張する人に対してどのような心理になればよいか?どのような声がけをすればよいか?を随伴性から考えてみたいと思います。

まず、緊張する場面における次男の思想は、好子出現の強化です。
過去に何かを頑張った時に欲しいものを買ってもらったことが記憶にあり、今回も運動会で頑張ることによりおもちゃをもらえるということで、徒競走という行動が強化され能力を発揮します。

対して、長男だったり私だったりの思想は、過去に何かの本番でちょっと知っぱいした経験もあることから、嫌子出現の弱化になってしまい、大会で行動することによって嫌な気分になるということでその行動が弱くなってしまいます。恐らく行動だけでなく心にもリンクしていて、その行動を弱めるブレーキを緊張という形で出しているんだと思います。

そういった人に対してどのような考え方になれば、緊張が解決するかと言うと、
次男のように、行動することによってよいことが発生するとシンプルに思うことが一つ上げられます。ただ、このピュアな思想というのは、人生を経験しているからこそ結構トレーニングしないとできなそうです。

違う切り口で言えば、「行動することで今まで自分で嫌と思っていた引っ込み思案な性格からおさらばできる」といったトラウマ的なものが解消されるというのもありですし、
「いずれ同じ悩みはやってくる、この行動をすることでその悩みが悩みでなくなる」といった未来の視点を入れてもよいですし、
「今がんばってあるものを得ている。この行動は実はつながっていないようでつながっていて、その良いものを失う可能性がある」という伝え方もあります。

随伴性に照らし合わせてみると、こういう伝え方もあるんだと発見できると共に、確かにそのような言葉に動かされていたということに気づくかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?