100均で物を見ている時のワクワク感。マーケティングに大切なものがあの時間に詰まっている。

100円ショップにいってコーナーを歩いていると、「これってこういったことに使えるのでは?」といったワクワク感に襲われたことってありませんか?

あのワクワク感にマーケティングにおける大切なものが詰まっている気がします。

人は生活向上に対して行動を起こし、その対価としてお金を支払います。

その生活向上は2つに分けられて、現在の水準から生活をプラスに働かせるものと、現在のマイナスに落ちている状況を止めるため(なんならプラスにV字回復するために)があります。

今まで、このような行動をとってきたので、ある商品を購入したことで生活がプラスに働くとドーパミンが脳内から出されます。そしてそのドーパミンは気持ちいい。
そういった生活にとってよいことをするとドーパミンで気持ちよくなる経験をしてきたので、違う場面である商品を購入することによって得られる生活向上がイメージできると脳内からドーパミンが発出されて、「気持ちいいから買え買え!」という信号が出され行動をするように指令が下るわけです。

マーケティングにおいて、需要喚起というフロー内における1つのステップがあり、これがとても重要であり難しいことであるのですが、需要喚起をさせる要因というのは上記で記載したことになります。

つまりは、「生活向上をイメージしてもらう」ということになります。

100円ショップで、お店に訪れるタイミングでは買おうとしていなかったものをお店に出るタイミングでは購入して袋に入っていることが多いというのは、お店を歩いていることで需要喚起がなされるからです。

ECサイトとリアル店舗の大きな違いはここにあります。

ECサイトで物を購入することの殆どは指名購買であるのに対して、リアル店舗は非指名購買も多く含まれているということになります。

今日は、あのワクワク感はリアルが一番創出される。という話。

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