ヒューリスティック

人の脳は省エネ構造になっていると過去に何回か書きましたが、目の前にある事象に対して、いちいちすべてを解析して行動の判断をしているわけではありません。

これは本能によるもので、サバンナで牙が鋭い4足歩行の動物がいたとして、それは仲間なのか的なのか?を解析する時間を要していると命を取られてしまいます。

だから、牙鋭い=危険というショートカットによって逃げるなどの意思決定をします。

このショートカットのことを「ヒューリスティック」と呼びます。

身近な例でいうと、黄色と赤の組み合わせは=危険・注意をうながしているため、駐車場などの看板で「徐行してください」という看板は決まって赤と黄色で構成されています。

好感度の高いタレントをCMに起用するのも同じで、印象が良いタレント+A商品というCMが流れると、A商品に対しても高感度が付与されるようになります。

よく、そのタレントはそんな商品を使っているわけないじゃないか。と思うことがあると思いますが、理性のレベルを超えて本能や感情に訴えかけるために、商品には狙った印象が植え付けられるわけです。

今日は、ヒューリスティックの話。

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