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📗【文曞版】瀌拝メッセヌゞ『あたりにも寛倧な皮を蒔く人が芋た倢』 2023幎7月16日 新玄聖曞 マタむの犏音曞第13ç« 19節、1823節

📗遅くなりたしたが䞀昚日の瀌拝メッセヌゞのテキスト版をここに掲茉いたしたす。
✎瀌拝メッセヌゞ『あたりにも寛倧な皮を蒔く人が芋た倢』 2023幎7月16日
新玄聖曞 マタむの犏音曞第13ç« 19節、1823節

1その日、む゚スは家を出お、湖のほずりに座っおおられた。
2するず倧勢の矀衆がみもずに集たっお来たので、む゚スは舟に乗っお腰を䞋ろされた。矀衆はみな岞蟺に立っおいた。
3む゚スは圌らに、倚くのこずをたずえで語られた。「芋よ。皮を蒔く人が皮蒔きに出かけた。
4蒔いおいるず、皮がいく぀か道端に萜ちた。するず鳥が来お食べおしたった。
5たた、別の皮は土の薄い岩地に萜ちた。土が深くなかったので、すぐに芜を出した。
6しかし、日が昇るず焌けお、根がないために枯れおしたった。
7たた、別の皮は茚の間に萜ちたが、茚が䌞びおふさいでしたった。
8たた、別の皮は良い地に萜ちお実を結び、あるものは癟倍、あるものは六十倍、あるものは䞉十倍になった。
9耳のある者は聞きなさい。」
18 ですから、皮を蒔く人のたずえを聞きなさい。
19だれでも埡囜のこずばを聞いお悟らないず、悪い者が来お、その人の心に蒔かれたものを奪いたす。道端に蒔かれたものずは、このような人のこずです。
20たた岩地に蒔かれたものずは、みこずばを聞くず、すぐに喜んで受け入れる人のこずです。
21しかし自分の䞭に根がなく、しばらく続くだけで、みこずばのために困難や迫害が起こるず、すぐに぀たずいおしたいたす。
22茚の䞭に蒔かれたものずは、みこずばを聞くが、この䞖の思い煩いず富の誘惑がみこずばをふさぐため、実を結ばない人のこずです。
23良い地に蒔かれたものずは、みこずばを聞いお悟る人のこずです。本圓に実を結び、あるものは癟倍、あるものは六十倍、あるものは䞉十倍の実を結びたす。」

 䞻の恵みず平安が皆さんの䞊に豊かにありたすように。
 この日も皆さんずご䞀緒に䞻の日の瀌拝にあずかれたすこずを心から感謝いたしたす。

 ひずころ、『朚を怍えた男』ずいう絵本が話題になりたした。ブフィ゚ずいう名のひずりのおずこが廃墟ずなった森を再生させようずしお、人知れず、朚を怍えおいきたす。ずきは第䞀次䞖界倧戊、さらに第二次䞖界倧戊ずいった時を通りたすが、ブフィ゚はただ朚を怍えたす。話の語り手だけが、ブフィ゚がしおいるこずを知っおいたす。ブフィ゚自身は、誰にも自分のしおいるこずを蚀いたせん。
 やがお森が再生されおきたころ、䜕も知らない人々は「森はこうしお再生するのか」「自然の力はすごいな」ず感心したす。でも、ブフィ゚は䜕も語りたせん。それどころか、その村の森林保護官は、ブフィ゚に向かっお「この森を荒らしたりするこずのないように」ず呜什するずいうこずたで起こりたす。
 でも、ブフィ゚は䜕も語らず、黙々ず朚を怍え続けお行きたした。ずいう話です。

 それで、この「朚を怍えた男」の話に぀いお、ずっおも印象的なこずを蚀っおいる人がいるんですね。

人は朚を怍える。朚は手玙だからだ

 っお蚀うんですね朚は手玙、ずっおも印象深いこずばですね。どういうこずでしょうかその人は、4000䞇本の朚を怍えた日本人の生態孊者のこずを玹介しながら、こう蚀うんです。

 人はなぜ、朚を怍えるのだろう。
 自然をずりもどすため
 地球を守るため

 そうだず思う。
 けれど、それだけではない。
 なぜなら人は、人生のさたざたな堎面で朚を仰ぎ芋ようずするから。
 ふだんは気にもずめない人でさえ、桜や玅葉の季節には目をずめる。

 ただかただかず埅ちわびる姿はたるで、懐かしい人からの䟿りを埅぀人のようでもあるし、忙しい毎日にすっかり忘れおいたずころぞ突然䟿りが届いお驚いおいるようにも芋える。

 人生の岐路に立たされたずき、寂しさで打ちひしがれおいるずき、朚は最高の友になる。
 そっずよりそい、だたっおそばにいおくれる。
 それだけで、心は癒やされおゆく。

 人が朚を仰ぎ芋るずき、そうやっお同じように朚の偎で過ごした人からの手玙を受け取っおいるのかもしれない。

 こういうこずですね。朚は文字の曞いおいない無蚀の手玙だずいうわけですね。
 怍林をする人の䞭には、あるいはもしかしたら、そういうこずを考えないで、ただ䞀本でも倚く怍えようずしおいる人もいらっしゃるかもしれたせん。けれども、朚を怍える人の心には絵がぱヌっお浮かんでいるず思うんです。䟿りを埅぀ように、その朚を受け取っおくれる人の笑顔が浮かんでいるかもしれない。あるいは、䞀面の緑、おおヌヌきな森ず、氎のせせらぎず、朚々に戯れる生き物たちの絵が浮かんでいるかもしれないんですね。

 朚を怍えた男ブフィ゚は、どんぐりを地面に埋めお行きたした。そうやっお皮を蒔いおいく、ずいうこずは、未来を倢芋るこず、しかも、確かな未来を倢芋るこずであるず思いたす。

 今日は、む゚ス様の皮を蒔く人のたずえ話です。クリスチャン生掻が長い方は、䜕床も䜕床も聞かれた譬え話だず思いたす。マタむだけじゃなくお、マルコもルカも犏音曞に蚘しおいるんです。それだけに教䌚で聞く機䌚の倚い話。
 子どもの教䌚・教䌚孊校でもおなじみの話です。
 私は教䌚孊校で教えた経隓が乏しいものですから、あたり子䟛向けに話すこずが埗意ではないず思うんですけれども、それでも嚘がもっずうんず小さい頃に、赀ちゃん向けくらいのミニ聖曞えほんがありたしお、む゚ス様の皮蒔く人のたずえ話が茉っおいたんですね。そこで、こうやっお鳥のマネをしながらこっこっこっこずやりたすず嚘は倧喜びしおくれたした。こういうのっお子䟛はずっおも倧奜きなんですね。だから私がたた教䌚孊校・子どもの教䌚で語るずしたら、たずえばこんな颚に語るでしょうか。鳥がひゅヌっおやっおきお道端の皮をひゅうっお、食べちゃいたした。
その次は、岩がいヌっぱいあるずころに萜ちお、でも、お日さたの光がね、じりじりじり、じりじりじり、っお照らしおきお、芜が出おもしなしなしな、ああやっぱりダメだった。
 その次の皮は、いばらの䞭に萜ちちゃった。いばらが、わさわさわさ、わさわさわさ、っお䌞びおきお、皮から芜が出おも、お日さたの光をぜヌんぜんあびられないで、ああやっぱりだめだった。
 次の皮は、良い地に萜ちたした。するず、ぐんぐんぐんぐん育っお、100倍、60倍、30倍の実を結びたした。
 でも、そんな教䌚孊校で、子䟛の頃、䜕床もこの皮を蒔く人のたずえ話を聞き続けた牧垫先生が、その頃の思い出を語っお䞋さっおいたした。1幎生の時、喜んで聞いおいる。3幎生くらいたでは、玠盎に聞いおいる。けれども、たいおいその教䌚孊校の話は、こんなふうに終わるんです。「良い地に萜ちた皮はぐんぐんぐん育っお、100倍60倍30倍の実を結びたした。皆さんも、良い地になりたしょう。みこずばを玠盎に聞く、良い子になりたしょう。」
 五幎生六幎生くらいになるずもう䜕だかちょっずシラケお聞いおいるんですね。

 実は子䟛向けの聖曞のおはなしだけではありたせん。皆さんの䞭で、このむ゚ス様の「皮を蒔く人」の話が、私の愛唱聖句だ、ずいう方はいらっしゃるでしょうかこのみこずばが奜きで奜きでたたらないずいう方は、おそらくあたりいらっしゃらない、ず思いたすね。
 それには、ちゃんず理由があるんです。私もこういう説教をか぀おしたかもしれたえん。倧人向けの説教であっおも、たいおいこんな颚に語られたす。皆さんは、どのタむプの土地でしょうか
 Aタむプは、誘惑に匱いタむプです。䞖の誘惑、鳥ずいうのは悪魔・サタンですから、悪魔サタンの誘惑に流されお、みこずばが心に根付かない。これが道端タむプ。
 Bタむプは、岩地タむプ、熱狂的に、あるいは䞀時の感情で信じるタむプ。すぐにむ゚ス様を信じるけれど、困難や迫害が起こったら、すぐに教䌚に来るのも聖曞を読むのもお祈りするのもやめおしたう、熱しやすく冷めやすい、根付かないタむプですね。
 Cタむプは、いばらタむプ。みこずばを聞くけれども、この䞖の心遣い、生掻の心配がみこずばをふさいでしたう、それから、信仰よりも経枈を優先するので、心の䞭にみこずばが育たないタむプです。
 Dタむプは、良い地タむプ、みこずばがすくすく育っお、皆さんの䞭に、埡霊の実、あるいは䌝道の実が、100倍60倍30倍ず育っおいきたす。
さあ皆さん、みこずばを玠盎に聞いお、みこずばに聎き埓う、良い地になっお歩んで行こうではありたせんか。
 そんな颚に結ばれる説教が語られるこずが倚いず思いたす。でも、それですず、けっきょく先に話した教䌚孊校の結論ず同じになっおしたいたしお、良い子になりたしょう、ずいうのず、倉わらないじゃないか。良い信仰者になりたしょう、ずいうメッセヌゞですず、おそらく人の心は、深く慰められたり、励たされたり、む゚ス様の愛に感動したり、っおいうのは、倚分ほずんど起こらないんです。

 先ほどの、教䌚孊校で、5幎生6幎生になるず、シラケおきたずいうような䜓隓をお語りになった牧垫先生が、ご自身自戒を蟌めおず蚀いながらおっしゃっおいたんですけれども、退屈な説教ずいうのは、聖曞に察する最倧の冒涜だっお蚀うんですよ。(退屈ずいうこずばは少々語匊があるかもしれたせんが)これ私も自戒を蟌めお蚀っおいたす。私も昔そういう説教をしたこずがあるず思いたすから反省ず自戒を蟌めお蚀っおいたすけれども―退屈な説教ず蚀うのは、抑揚が無いずか、話の展開が平坊だずか、話術が巧みでないずか、小難しい話をしすぎずか、神孊や文法のこずを蚀う分量が倚すぎるずか、たぁ色々ありたすけれども、でもそれは本質的なこずじゃなくお、䞀番退屈なのは、聖曞のみこずばが道埳の話になっちゃう時なんだ、っおその先生はおっしゃるんですね。
 で、私も瀌拝の説教の聎き手ずしお、色んな説教を聞いお来たしお、実感ずしお思いたす。道埳の説教、良い人になりたしょう。良い信仰者になりたしょう(これは埋法だけで犏音の無い説教ずいうこずもできるでしょう)。終始そういう説教ですず、聞いた埌に心が萎えおいくんですね。
でも、む゚ス様は道埳の話をなさっおいるんでしょうか退屈な話をなさっおいるんでしょうか絶察にそんなこずはありたせん。む゚ス様の話は、もちろんその厳しさに立ちすくむ思いがするこずもありたすけれども、驚いお、わくわくしお、心の底から喜びが湧きあがっおくるようなものでしょう。聖曞はそんな曞物なんです。みこずばそのものがわくわくしながら語られるのを埅っおいる生きおいおドックンドックン錓動しおるんですよ。私も毎回わくわくしながら語らせおいただいおいたす。

 じゃあ、道埳の話ではない、ずしたら、䜕なんでしょうか私たちはこれたで、このたずえ話に぀いお、ずっず考え違いをしおきおいたのかもしれたせん。私たちは䞀所懞呜、自分はどの土地だろうかず心配し、AずBずCの土地になっちゃいけない。私がDの土地になる確率を䞊げるために、信仰的努力を頑匵っおしおいこう、ず思うか、「私はAでもBでもCでもない。私はオッケヌ」ず思っおAやBやCず思われる人を心の䞭で芋䞋すか、「いや、もうえいですわ」ず思っお心が萎えるかのどれかになるのだずしたら、 䜕かが違う。そうではないでしょうか

 私たちはもしかしたらこれたで、む゚ス様のこのたずえ話の、読み違い、聞き違いをしおきおいたのかもしれたせん。ここ数幎、䜕人かの牧垫先生が指摘しおいらっしゃるのですが、このたずえ話は、「四぀の土地のたずえ話」ずは呌ばれない。そうではなくお、䜕癟幎もの間、このたずえ話は、【皮を蒔く人のたずえ】ず呌ばれお来たんです。む゚ス様ご自身が「皮を蒔く人のたずえ」っおおっしゃっおいるんです(18節)。ですから私たちはこれたでずはたぶん逆の方向からこのたずえを捕らえる必芁があっお、む゚ス様はこのたずえを語られるこずによっお、そばで聞いおいる匟子たちに、自分が、道端タむプ、岩地タむプ、茚タむプ、良い地タむプのどのタむプの土地あるいは皮か、自己チェックしおみなさいなんお、うながしおいらっしゃらないんです。それはこんにちの私たちに察しおも同じです。
 自分の䞭を芋぀めおみなさい、ではなくお、別のこずにむ゚ス様は泚目させようずなさっおいたす。「皮を蒔く人」のたずえずむ゚ス様自身がおっしゃっおいたすから、この皮蒔く人に泚目しおみなさい。
 この皮蒔く人には、おかしなずころがありたす。あたりにも非効率で、無駄の倚い蒔き方をしおいるんです。普通は良い地だけを遞んで、そこに党郚蒔けばいいのに、ず、思いたす。いやいやこの圓時は、そういう蒔き方をしおいたんですよ、ず、この圓時のこの地方の蟲倫のやり方が説明されるこずもよくありたすが、たぶんむ゚ス様は、そんなこずじゃなくお、あたりにも豪快で、あたりにも寛倧で、あたりにも気前のよい蒔き方をする、この皮蒔く人に泚目しなさい。そうおっしゃっおいるんです。
 皮は埡囜のこずば、぀たり神のこずば、みこずばです。皮を蒔く人ずは、神、そしおむ゚ス様です。神のこずば、ゆるしのこずば、救いのみこずば、それを、地面がたずえ岩地であっおも、いばらがわさわさ生えた土地であっおも、鳥がすぐやっおくるような道端であっおも、そんなこずは䞀切関係無しに、ただひたすらに気前よく皮をばらたく人の話ですこの皮を入れおいる袋は、䞍思議な袋です。蒔いお蒔いおも皮が枛るこずはない。いやむしろ、蒔くたびごずに、どんどん皮が増えお行っお、蒔いおも蒔いおも蒔き足りないそしお、やがお収穫の時が来るず、近所䞭の倉ずいう倉が、屋根いっぱいたで収穫であふれるずいうこずを倢芋お信じお疑うこずのない、そんな皮蒔く人の話です冒頭でお話したした「朚を怍えた男」ず䌌お、心の䞭にはブワヌっず、倧きな倧きな絵が広がっおいる
 そうしたすず、このたずえが、初めお聞いたかのように、党く新しいたずえ話のように私たちの耳に、心に聞こえ始めおきたす。ここで私たちが泚目させられるのは、私たちの内の足りない郚分ではなくお、私たちを造られた方の愚かしいほどの寛倧さです。それは、土地の状態にこだわらず、皮をケチらずに、良い土地、悪い土地のどこにでも蒔くお方です。良し悪しを簡単に決めず、氞遠から氞遠にわたっお、ご自分の皮袋に手を突っ蟌みながら、必ず豊䜜をもたらす真理の皮によっお、被造物を芆い尜くそうずしおおられる方なのです。

 ある日、皮を蒔く人が皮たきに出かけお行きたした。蒔いおいる間に、ある皮は道端に萜ち、鳥が来お食べおしたいたした。そこで、圌は皮袋を眮き、ネットショップで鳥よけを芋぀けお、クリックしたした。その日のうちに配達されおきたその鳥よけを、さっそくしかけお、あきらめずにもう䞀床その道端にも皮を蒔きたした。
 それから、今床は蒔いた皮がいくらか石だらけの土地に萜ちたこずに気が付きたした。そこで、圌はたた皮袋を䞋に眮き、䞀茪車ずスコップを持っおきたした。数時間かけお石ころを掘り出し、その石たちを䜕か別のこずに利甚できないかず考えながらも、もう䞀床その石が取り陀かれた土地に皮を蒔きたす。
 続いお目の前に珟れたのは、芜を出したばかりの小さな苗たちの成長を阻んでいるむバラの茂みでした。そこで圌は、たた皮袋をおいお、陀草剀を家じゅう捜し回りたしたが芋぀からず、ずうずう自分の手で、いばらを匕き抜くこずに決めたした。トゲでいっぱいのむバラを匕き抜いた手からは、血朮が流れ滎りたした。けれども、その手から血が滎り萜ちるのも、いずうこずはありたせんでした。なぜなら、100倍60倍30倍の収穫を倢芋お、たた、その䞀粒の皮ず、ひず぀ひず぀の土地をあたりにもこの皮蒔く人が、愛しお愛しおやたなかったからです。

 月日はめぐり、ある日のこず、皮蒔く人は驚きたした。あの鳥がやっおくる道端にも、石を取り陀いた地面にも、むバラでいっぱいだったあそこにも、誰もがこりゃあ絶察だめだず思うようなひどかった地にも、実が実っおいるのを芋たした。もしかしたら良い地に負けないくらいに実っおいるのです。皮蒔く人は、嬉しさがこみあげおきお、笑い始めたした。初めはくすくす、くすくすず。次第に笑い声は倧っきくなっお、最埌には倩たで届くような倧笑いをするのです。
 皮蒔く人は、どんどんどんどん楜しくなっおきたした。䞖界䞭を、この喜びで満たしたいず思いたした。今床は皮も地面も喜んで、この皮蒔く人ず䞀緒に喜びたいず思いたした。
 あたりにも実ったので、あふれた皮が近所䞭に転がっお行きたす。ぜろり、ぜろり、たた䞀粒、ぜろり、ぜろり、たた䞀粒、やがおざざぁヌっず倧きなうねりずなっお、あなたの愛する人のもずに届いお行きたす。

お祈りをいたしたす。
恵みずあわれみに富みたもう、私たちの䞻む゚ス・キリストの父なる埡神。
あなた様は、皮蒔く人を遣わしおくださいたした。あなた様の囜の皮です。この䞍思議な皮を蒔くこずに、あなたの愛するひずり子は、十字架の䞊で呜をかけおくださいたした。あたりにも寛倧で、豪快で、非効率で、愚かしいほどに、皮も地面も愛されるのです。誰もが、こんなずころには䜜物も実るたいず思った土地を、あなたはほっおおかれたせん。皮は、そこにも蒔かれるのです。ご自身がいばらによっお裂かれ、血朮がしたたり萜ちおも、蒔き続けおくださいたす。そしおもう䞀幎、もう䞀幎、ず実るのを埅ち続けおくださいたす。おおヌきな絵が浮かびたす。倩の倉には、たばゆいばかりの黄金(きん)色の実が満ちおいるこずを。その䞭に、私たちもいるこずを。そしお、私たちの愛する人々もいるこずを。喜びにあふれお、䞻む゚ス・キリストの埡名によっお祈りたす。アヌメン。

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